ネットショッピングの決済や毎日のお買い物、公共料金の支払いなど持っていると何かと便利なのがクレジットカードですが、皆さんは何枚持っていますか?
ポイントが貯まりやすいカード、マイルが貯まるカード、保険が充実したカードなど複数枚のカードを持つメリットもありますが、クレジットカードの作りすぎによるデメリットも考えなければいけません。
今回は、クレジットカードは何枚まで作れるかや、カードを作りすぎた場合のデメリットなどについてまとめました。
目次
クレジットカードは何枚まで作れる?
一般社団法人日本クレジット協会の「クレジットカード発行枚数調査結果」によると、クレジットカード保有者の平均保有枚数は1 人当たり 2.9 枚となっていて一人で複数枚のクレジットカードを持つ人も多い事が伺えます。
では実際のところ、クレジットカードは一人何枚まで持てるのでしょうか。その答えは「審査に通れば無制限に持てる」のです。
クレジットカード自体は一人あたりの枚数制限を設けておらず、審査に通れば発行可能となります。
ただし、クレジットカードを申し込む際にお金を借りられる「キャッシング枠」を希望した場合は、借入総額が原則として年収の3分の1までに制限される「総量規制」の対象となるため、審査が厳しくなってきます。
このため、キャッシング枠を希望した場合と希望しない場合では持てるカードの枚数が変わってくる可能性もあるでしょう。
クレジットカードを作りすぎるデメリット
維持費がかかる
クレジットカードを作りすぎるデメリットとして挙げられるのがカードの年会費です。
最近では年会費無料のカードも増えてきましたが、カードによって初年度は無料でも翌年度以降は年会費が発生するものもあります。
こうしたカードは使わなくても持っているだけで年会費がかかってしまうため、年会費分の恩恵が受けられなければカードの解約を検討した方が良いでしょう。
ポイントが貯まりにくい
複数枚のクレジットカードを使い分けていると、カード利用で貯まるポイントが分散してしまい貯まりにくいという側面があります。
ポイントを効率的に貯めるには、ポイント還元率が高いカード1枚に集約するのがおすすめです。
利用可能枠の増枠が難しくなる
クレジットカードの利用可能枠(限度額)は、申込者個々の支払い能力に応じてカード会社が決めるものです。
このため、複数枚のカードを持っていると1枚目に比べて2枚目や3枚目のカードの利用可能枠は減ってしまう傾向があります。
複数枚のカードを持っている場合は利用可能枠の増枠申請も通りづらくなるので、限度額の高いカードを持ちたい場合はカードの枚数にも注意しなければいけません。
暗証番号や口座を管理しきれず不正利用のリスクが増す
何枚もクレジットカードを持っていると暗証番号や銀行口座の管理も難しくなります。
特に暗証番号の使い回しはセキュリティの面から危険だとされていますが、カードごとに設定していると忘れてしまう事もあるでしょう。
銀行口座もカードごとに使い分けている場合は残高の確認や口座管理の問題も出てきます。
暗証番号や銀行口座を把握しきれなくなると不正利用に遭っても気付かない恐れがあるため、クレジットカードの作りすぎはリスクを伴うのです。
短期間に複数のカードを申し込むと「申し込みブラック」になる恐れも
クレジットカードを作るすぎた場合の審査や信用情報についてみていきます。クレジットカードを短期間に複数枚申し込むとカード審査に通りづらくなる事をご存知でしょうか?
これはいわゆる「申し込みブラック」という状態で、一度ブラックになるとしばらくの間はカードが作りづらくなるため要注意です。
申し込みブラックとは?
申し込みブラックとは、一か月ほどの短期間に複数枚(目安として3枚以上)のクレジットカードを申し込む事でブラックリスト入りの状態となる事を指します。
カード会社はカードの申し込みがあると「個人信用情報機関」という機関で申込者の信用情報を照会し、他社からの借り入れ状況や延滞の有無などを精査し、新たにカードを発行しても問題がないかをチェックします。
この時、同時期に複数のカードやキャッシングなどを申し込んでいると判明すればお金に困っている人とみられたり、キャンペーン目的で入会をするとみなされて審査落ちの対象となってしまいます。
クレジットカードの申し込みに関する情報は半年間保存され、一度申し込みブラックになると半年間はカードが作りづらい(作れない)状況が続くので注意が必要です。
クレジットカードはメインカードとサブカードの2枚持ちがおすすめ
では、クレジットカードは何枚持つのが良いのでしょうか。
作りすぎを防ぎ、維持費をかけずにお得に使うためのおすすめは「2枚」です。
高額な買い物をして限度額いっぱいに使ってしまった時や、破損や磁気不良などによりカードが使えなくなった場合でも、カードを2枚持っていればもう一枚のカードで支払いができるためすぐに困る事はありません。
国際ブランドを1枚目はVISA、2枚目はJCBというように分けておけば使える加盟店の数も増えて国内外で便利に使う事ができ、国際ブランドごとの特典も受けられるのでおすすめです。
カードによっては特定のお店を利用すると割引があったり、ポイント還元率がアップするものもあるので、普段よく利用するお店に合わせて選ぶのも良いでしょう。
メインカードにおすすめのクレジットカード
カードを作りすぎてしまった方や、これからカードを増やそうと考えている方に向けてクレジットカードを紹介していきます。
多くのカードを所持している方はメインカード以外は減らし、2枚目を作ろうと考えている方は以下のカードを参考にしていただければと思います。
ポイント還元率や年会費、付帯保険などの面で人気が高く、利用者も多いカードをおすすめします。
楽天カード
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントが貯まりやすい。
楽天カードは顧客満足度9年連続ナンバーワンに輝いた人気のクレジットカードです。
年会費永年無料で通常ポイント還元率が1.0%の高還元率、楽天関係のサービスでポイントが2倍から3倍にアップするのが特徴で、楽天市場をよく利用する方にもおすすめです。
※特典進呈には上限や条件があります。
その他にもENEOSの給油もポイント2倍となり、入会キャンペーンでもポイントがもらえます。最高2,000万円補償の海外旅行保険も利用付帯となり、紛失・盗難補償も付いていて万が一の際も安心です。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
カードの特徴
26歳まで年会費無料で持てるアメックス。海外旅行傷害保険が自動付帯で、セゾンポイントモールを経由してネットショッピングをすればポイントが最大25倍になるなど、お得なサービスも盛りだくさん
発行会社 | 株式会社クレディセゾン | ポイント還元率 | 0.5% |
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年会費 | 初年度無料(2年目以降 税込3,300円) 26歳未満は年会費無料 |
付帯保険 | 最高3,000万円(自動付帯) |
電子マネー | iD、QuicPay | ポイント | 永久不滅ポイント |
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは26歳になるまで年会費無料で持てるクレジットカードです(26歳以降は年会費3,300円(税込))。
最大の特徴は充実した海外旅行保険で、最高3,000万円の補償がカード利用を問わない「自動付帯」となり、補償額は年会費無料カードの中でもトップクラスです。
ポイント還元率は0.5%と一般的な還元率ですが、有効期限のない永久不滅ポイントなので失効する事はありません。
西友やLIVINの5%割引もあり、イトーヨーカドーやセブンイレブンではnanacoポイントとの二重取りもできるお得なカードです。
dカード
dカード
カードの特徴
NTTドコモが手がける還元率1.0%で年会費永年無料のクレジットカード。dポイントを貯めるならこのカード!
発行会社 | NTTドコモ | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | 国内旅行保険 最高1,000万円(29歳以下) 海外旅行保険 最高2,000万円(29歳以下) |
電子マネー | iD | ポイント | dポイント |
ドコモのdカードは年会費永年無料無料で持てるクレジットカードです。
通常ポイント還元率は1.0%、ローソンでのお買い物が最大5%お得になるのが特徴で、電子マネーのiDも使えるのでコンビニの支払いにも便利です。
更に、ゴールドカードの「dカード GOLD」ならドコモのケータイやドコモ光の利用料金が10%ポイント還元となる特典も付いています。