Oliveのサービスが開始されてから「今持っているカードはどうなるの?」という疑問を抱く方が多いです。
Oliveに申し込むと新規で「クレジット」「キャッシュ」「デビット」「ポイント払い」が一体化した「Oliveフレキシブルペイ」というカードが発行されます。
今持っているカードはどうなるのかというと、キャッシュカード機能がついたカードの場合は、古いものは使えなくなりOliveフレキシブルペイ1枚になります。
クレジットカード単体の場合は切り替えることはなく、Oliveフレキシブルペイの新規発行という形になり2枚持ちになります。
切り替えることが出来るカードと出来ないカードを見ていきましょう。
目次
Oliveへ切り替え可能カード
Oliveフレキシブルペイへの切り替え可能なカードは「キャッシュカードの機能」を有しているものになります。要するに銀行やATMでお金を引き出すことが出来るカードは切り替え可能ということになります。
【切り替え可能カード】
- 普通預金キャッシュカード
- デビット一体型キャッシュカード
- クレジットカード一体型キャッシュカード
普通預金キャッシュカード
クレジット機能などがついていない銀行の入出金のみに使うカード。店番号、口座番号はそのままで、カード番号が変わりカード自体はOliveフレキシブルペイに変更されます。
Olive申し込み後はOliveフレキシブルペイのカード1枚に切り替わるため既存カードは使えなくなります。
デビット一体型キャッシュカード
銀行の入出金とデビット機能を併せ持ったカード。店番号、口座番号はそのままで、カード番号が変わりカード自体はOliveフレキシブルペイに変更されます。
Olive申し込み後はOliveフレキシブルペイのカード1枚に切り替わるため既存カードは使えなくなります。
クレジットカード一体型キャッシュカード
銀行の入出金どクレジットの機能を併せ持ったカード。店番号、口座番号はそのままで、カード番号が変わりカード自体はOliveフレキシブルペイに変更されます。
Olive申し込み後はOliveフレキシブルペイのカード1枚に切り替わるため既存カードは使えなくなります。
クレジットカード一体型キャッシュカードには「SMBC CARD」「One’s Card」「SMBC CARD Suica」「SMBC JCB CARD」も対象になります。
カード切り替えで引き継げるもの
カードを切り替えることによって引き継げるものと引き継げないものがありますので注意が必要です。
【切り替えで引き継げるもの】
- 店番号
- 口座番号
【切り替えで引き継げないもの】
- カード番号
- Vポイント
切り替えで引き継ぐことが出来るのは銀行の「店番号」「口座番号」のみで「カード番号」は新しくなりますし「Vポイント」も引き継げないので切り替える前に使ってしまいましょう。
クレジットカードから引き落とされている料金はカード番号の変更が必要になります。
Oliveへ切り替えができないカード
Oliveへの切り替えが出来ないカードの特徴は「キャッシュ機能がないカード」です。クレジットやデビットのみの利用で、銀行での入出金ができないカードは切り替えすることが出来ません。
【切り替えできないカード】
- 単体型デビットカード
- 単体型クレジットカード(三井住友カード)
- 単体型クレジットカード(SMBC JCB CARD)
Oliveの利用には三井住友銀行の口座を利用するので、キャッシュカードの利用が必須になります。クレジットカードやデビットカードでは銀行からお金を引き出すことが出来ないのでOliveフレキシブルペイを発行しなければなりません。
既存カードはそのままに、新たにカードを発行することになりますので既存カードとOliveフレキシブルペイの2枚持ちということになります。
単体型デビットカード
使った分だけ登録した銀行から即時引き落とされる仕組みのデビットカード。Oliveに申し込んでも既存カードはそのまま使うことが出来ます。
Oliveフレキシブルペイにもデビット機能がありますので、発行と同時に既存のカードはやめてもいいかもしれません。
単体型クレジットカード(三井住友カード)
クレジット機能だけを持っているカード。ポイント還元率などの良さから人気が高く、所有している方も多いでしょう。
三井住友カード(NL)や三井住友カードゴールド(NL)からの切り替えはできないのでOliveフレキシブルペイとの2枚持ちになります。
固定費の引き落とし先などは徐々に入れ替えていくのが良いでしょう。三井住友カードゴールド(NL)の年間100万円利用による年会費永年無料は引き継がれるので安心です。
単体型クレジットカード(SMBC JCB CARD)
SMBCが発行しているキャシュ機能のないクレジットカード。こちらもOliveフレキシブルペイへの切り替えはできないので既存カードは残ります。
当座預金カード、貯蓄預金カード、貯蓄預金またはカードローンとの一体型カード等
キャッシュカードの中でも切り替えできない口座やキャッシュカードもありますので以下に記載します。
【切り替えが出来ない口座やカード一覧】
- カードローン口座
- 教育資金贈与口座
- ジュニアNISA専用普通預金口座
- 結婚・子育て資金贈与口座
- ATM暗証番号誤入力回数超過先口座
- 非居住者預金口座
- 本人カード未発行先口座
- キャッシュカード利用停止先(喪失等)口座
- 支払停止登録先口座
- 国際キャッシュカードサービス利用口座
- 電話投票制度口座
- 旧住友銀行や旧さくら銀行など旧行が発行したキャッシュカード
- 普通預金/貯蓄預金の兼用カード
- 社内CD・IDキャッシュカード
- 普通預金専用カードとは異なるICチップが搭載されたカード
- 法人名義口座
- 屋号付口座
上記の口座を利用している方は新規で別のデジタル支店の口座開設が必要になります。その際、同一支店での開設はできないので注意が必要です。
Oliveへ切り替えができないカードの方がいいかも
一見、切り替えが出来た方が1枚のカードに集約されるので良いように感じますが、そうでもありません。
キャシュ機能付きのクレジットカードを持っている場合はOliveフレキシブルペイの発行と同時にカード番号が切り替わるので既存カードが使えなくなります。
Vポイントを貯めるために、固定費やあらゆる支払いをクレジットからの引き落としにしている場合は、引き落とし先をすべて変更する必要があります。ですが、切り替え対象でない「三井住友カード(NL)」の場合は2枚持ちになるため、引き落とし変更などは徐々に切り替えていくことが出来ます。
切り替えできないと「不便」と感じてしまうかもしれませんが、2枚持ちの方がゆっくりと切り替えていけるのはメリットと言えるでしょう。

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