クレジットカードの利用目的で最も多いといわれているのが、インターネットショッピングです。現在では実店舗に行かずとも、24時間オンラインで買い物を楽しむことができる便利な世の中になりました。それに合わせてクレジットカード会社も専用のネットショッピングモールを展開し、それぞれがお得に利用できるように工夫されています。
今回はインターネットショッピングでお得に使えるクレジットカードのなかでも、学生が作れるおすすめカードにスポットを当てて解説していきます。
目次
クレジットカードを使うとどうしてお得になるの?
クレジットカードというと、高額な商品を買いたくても現金が足りない場合に利用するイメージが強いかもしれませんね。しかし今では、現金があってもクレジットカード払いにすることで、通常の現金払いよりもお得になるしくみができているのです。
ここで、クレジットカードを使うとどうしてお得になるのか、そのポイントを2つご紹介します。
カードを利用するだけで「高還元」!とは?
クレジットカードを利用して購入した場合、そのカードの利用条件によって利用額に対してポイントやキャッシュバックという特典を得られる場合があります。例えば1万円の商品を購入した場合について見ていきましょう。
- 現金の場合・・・1万円支払って、特典はなし
- 還元率0.5%のクレジットカード払いの場合・・・1万円×0.005=50円分のお得
- 還元率1.0%のクレジットカード払いの場合・・・1万円×0.01=100円分のお得
現金であれば、そのまま1万円を支払って終わりです。しかしクレジットカードで支払えば、還元率に応じてお得になります。多くのクレジットカードではお得分が「ポイント」として貯まるしくみになっており、たくさん貯まればまた新たな商品購入費用や景品交換・別のポイントへ交換するなど、後々便利に使えるようになっています。
それぞれのクレジットカード会社のポイントシステムによって1ポイントの価値は異なるものの、還元率を知ることでお金に換算した場合のお得額を計算することができます。還元率0.5%は標準的、1.0%以上であれば高還元率というのが現在のクレジットカード業界での一般的な相場です。
カード会社運営のショッピングモールを利用してポイント還元率アップ!
インターネットの普及に伴いオンラインでのクレジットカード利用者も増加し、ユーザーの需要に合わせてネット利用者向けのサービスが充実してきています。特に学生など若年者層のインターネットショッピング利用者は、他の世代よりも比較的多いのが特徴的です。クレジットカード会社もカード入会者の増加を見込んで、積極的にサービスを展開しています。
インターネットの利用によってオンラインで商品を販売できる便利さに加え、人件費などの経費も削減できるという企業側のメリットも大きいです。結果として「お得さ」が利用者側にも還元されているのです。
クレジットカード会社が運営するショッピングモールサイトを利用し、商品を購入・クレジットカード支払いをすることで通常よりも2倍~10倍近くものポイントが還元されるしくみになっています。購入する商品が同じでも、購入ルートが違うだけでポイントが加算されたりされなかったりするのが要注意ポイントです。
例えば、Amazonで購入したい商品があるとしましょう。
- Amazonサイトで通常購入し、クレジットカードAで支払いをする→通常の還元率でポイント付与
- クレジットカードAのショッピングモールサイトで商品をチェックし、そのサイト画面から購入、クレジット払いの手続きをする→ショッピングモールサイトで決められた特別ポイント還元率が適用される
インターネットを使って同じ商品を購入することに変わりはありませんが、どのサイトから購入手続きをしたかによって適用される還元率が異なるということです。お得にカードを利用したいなら、カード会社のショッピングモールサイトを有効活用しましょう。
学生でも作れてインターネットショッピングで高還元なクレカ3選
クレジットカードの申し込み条件のなかに「年齢制限」があります。おおむね18歳以上となっているカードが一般的ですが、さらに「収入があること」を前提としたカードもあります。学生だと作れないもしくは審査に通りにくいクレジットカードもあるのです。
ここで、学生でも作ることができるクレジットカードのうち、インターネットでお得に活用できるクレジットカードを3つに絞ってご紹介します。
高セキュリティの「三井住友カード」
三井住友カード(NL)
カードの特徴
世界シェアNo.1のVISAブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
三井住友カードはAmazonや楽天市場などが参加するポイントサイトの「ポイントUPモール」を利用すればネットショッピングで最大20倍になります。
さらに「ポイントUPモール」というサイトを経由してネットショッピングをすることで最大20倍の還元率になり、「ココイコ!」というサイトでエントリーしてから対象のお店でショッピングをするとキャッシュバックやポイント還元率UPといった特典を受けることも可能です。
セキュリティに関しても、早くからICチップ搭載のカード発行・不正利用の探知システムの採用など積極的に展開しています。
電子マネーはiD・PiTaPa・WAON・Apple Payに対応していて、海外のネットショッピングも安心なバーチャルカードも発行できます。
▼カードの詳細はこちら
楽天市場でおなじみ「楽天カード」
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントが貯まりやすい。
楽天市場をよく利用する人におすすめなのが楽天カードです。年会費永年無料でありながら、ポイントは通常でも1.0%の高還元率です。100円で1ポイント付与されます。気軽に持ちやすく、しかもお得に使えるクレジットカードのひとつともいえるでしょう。
楽天といえば、インターネット上でさまざまな系列のサービスを展開しています。通常でも1.0%ですが、楽天市場では3倍、楽天トラベルでは2倍、楽天ダイニングでは2倍など、インターネットショッピングの利用でポイントがどんどん貯まるシステムが充実しています。さらにネット以外の街の加盟店でも最大でポイントが3倍貯まるのも魅了的です。
※特典進呈には上限や条件があります。
さらに、年会費無料でありながらも海外旅行保険が付帯しています。利用付帯であり、出国前の決済前提などいくつかの条件はありますが、最高で2,000万円の障害死亡・後遺障害の補償がつきます。インターネットショッピングはもちろん、海外旅行傷害保険も気になる人は楽天カードがおすすめです。
ポイント高還元率のJCBカード「JCB CARD W」
JCB CARD W(ジェーシービーカードダブル)
カードの特徴
国内唯一の国際ブランドであるジェーシービーが発行する、ポイント高還元率が魅力の39歳以下・WEB入会限定の年会費無料カード
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | - | ポイント | OkiDokiポイント |
国内唯一の国際ブランドJCBが発行する18歳~39歳以下限定のクレジットカードで学生にもおすすめです。ステータスもあり年会費無料ながら、海外旅行傷害保険も利用付帯で最高2,000万円の補償がつくのも魅力的です。
還元率は1.0%と一般カードと比較すると2倍のうえ、カード発行から3カ月間は一般カードの4倍のキャンペーンや、ApplePayかGooglePayを利用で20%還元のキャンペーンも実施されています。(2020年4月1日(月)~2020年5月31日(日)入会の方が対象)
またJCBでは、Oki Doki ランドというインターネットショッピングサイトを運営しています。サイトを経由してカード利用した場合、通常の3倍~最大20倍もポイントが貯まるのが大きな魅力です。
楽天市場やLOHACO、Yahoo!ショッピングなどインターネットショッピングでも利用者が多い店舗が約400店も出店しています。
ポイント交換についても、マイル・商品・ギフトカード・その他のポイントへの移行など多彩で、ステータス性のあるJCBカードを末永く持ちたい人にも「初めての1枚」としておすすめのクレジットカードです。
学生で作れるのはもちろんその他の用途も踏まえてカードを選ぼう
現在では、社会人になる前に初めてクレジットカードを持ってもらう・さらに継続して使ってもらうためにも、学生でも作れるタイプのクレジットカードを発行している会社はたくさんあります。インターネットショッピングでの利用はもちろん、その他の用途でクレジットカードを持ちたいと考えている学生も多いことでしょう。
例えば近いうちに海外旅行へ出かける場合。海外でも使いやすい国際ブランドや、海外旅行傷害保険が付帯されているカードを作っておけば海外旅行の際に重宝するでしょう。また、ポイントを有効活用したい場合。できるなら通常の還元率1.0%以上のカードを持っておきたいです。
また、できれば長く継続して持っていたいけれど、使う頻度がはっきりしていないのでカード維持費にお金をかけたくない場合。この場合なら、基本的に年会費無料になるタイプのカードを選ぶべきです。
学生ならではのそれぞれの用途に応じて、ネットショッピングでも使いやすいカードを選びたいですね。