学生向けのクレジットカードは、ポイント還元率や年会費など様々な面で優遇されているため人気があります。
しかし、「学生専用ライフカード」などの学生向けクレジットカード(学生専用カード)を作ってもすぐに卒業してしまうので無駄なのでは?と考える方や、卒業後は学生向けカードはどうなるの?と考える方もいると思います。
ここでは、学生向けクレジットカードと一般向けカードの違いから、卒業後(就職してから)の学生向けカードはどうなるのか?について説明していきます。
目次
学生向けクレジットカードと一般向けクレジットカードの違い
カード会社では、将来を見越して長期的な優良顧客を獲得するために学生向けのクレジットカードに様々な特典を付けています。
例えば、三井住友カードではポイント還元率が一般向けカードの2倍となり、ライフカードでは海外ショッピング利用で5%のキャッシュバックがあるなど、一般向けカードにはない特典を受けられるのが特徴です。
年会費の面でも学生向けカードは優遇されていて、在学期間中は年会費無料になるカードや、通常は有料のサービスが無料になるケースもあるなど、社会人になってから一般向けカードを作るよりもお得になっています。
学生は卒業間近でもクレカを作っておくのがおすすめ
学生は卒業間近でもクレジットカードを作っておくのがおすすめです。
理由について以下で説明していきます。
学生の間は審査に通りやすい
クレジットカードを申し込むとカード会社による入会審査が行われますが、審査の面でも学生は有利だといわれています。
その理由は、社会人になると年収や職業などの属性によって審査が厳しくなるのが一般的ですが、学生の間は収入や職業は審査に影響してこないためです。
海外旅行保険で万が一の際も安心
カードによっては海外旅行保険や国内旅行保険が付帯しているケースがあるので、わざわざ別の保険に加入しなくても万が一の補償が受けられる点もメリットです。
海外では救急車を呼ぶにもお金がかかり、ちょっとしたケガでも治療費が高額になる事もあるため、海外への卒業旅行や留学を控えているのであれば保険付きのカードを選ぶのがおすすめです。
旅行保険にはカードを保有しているだけで適用される「自動付帯」の保険と、ツアー代金などをカード払いにしておく必要がある「利用付帯」の保険があるので憶えておくと便利です。
将来ステータスカードを持つ時に有利になる
クレジットカードにはゴールドカードやプラチナカードといったステータス性の高い上位カードが存在します。
通常、ステータスカードを作るには年齢や収入などの申し込み条件をクリアしている必要がありますが、カードによっては自社カードの利用額や利用期間などに応じてステータスカードのインビテーション(招待状)が届く事もあります。
将来はステータスカードを持ちたいという方は学生のうちからクレヒスを積んでおくと審査でも有利になります。
学生向けクレジットカードは卒業後どうなる?
学生向けクレジットカード(学生専用カード)を作った場合でも、自動的に新しいカードが送られてきます。
そのため、特に申し込み等は行う必要はありません。
ただし、切り替わった学生専用カードには以下のようなデメリットがあります。
学生限定で付いていた特典がなくなる
一部を除いて学生向けクレジットカードの多くは卒業後に特典がなくなってしまうのがデメリットです。
例えば学生専用ライフカードの場合、卒業後は一般向けのライフカードへの切り替えとなり、学生限定で付く「海外利用分5%キャッシュバック」と「海外旅行傷害保険」「ケータイ利用料金決済deプレゼント」という特典は全て終了してメリットがなくなってしまいます。
学生の間にカードを作るなら卒業後もメリットがあるカードを作った方が良いでしょう。
年会費が発生するカードに切り替わるケースも
学生向けカードの中には、卒業後は年会費が発生するカードも存在します。
例えば、学生専用の「JALカードnavi」は在学中であれば年会費無料で持つ事ができますが、卒業後は一般カードへの自動切り替えとなり、2年目からは2,200円の年会費が発生するため年会費を抑えたい方には不向きです。
卒業後もおすすめの「若い人向け」クレジットカード
学生専用のクレジットカードではなく、社会人になってからも特典が残るクレジットカードを紹介していきます。
三井住友カード
三井住友カード
カードの特徴
世界シェアNo.1のVISAブランド。初めてクレジットカードを持つ人でも安心して利用できるセキュリティ性が高い「銀行系カード」のジャンルに入る。
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | ポイント還元率 | 0.5% |
---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料(2年目以降 税込1,375円) | 付帯保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
電子マネー | iD、PiTaPa、WAON(ApplePay利用可能) | ポイント | Vポイント |
三井住友カードはAmazonや楽天市場などが参加するポイントサイトの「ポイントUPモール」を利用すればネットショッピングで最大20倍になります。
さらに「ポイントUPモール」というサイトを経由してネットショッピングをすることで最大20倍の還元率になり、「ココイコ!」というサイトでエントリーしてから対象のお店でショッピングをするとキャッシュバックやポイント還元率UPといった特典を受けることも可能です。
セキュリティに関しても、早くからICチップ搭載のカード発行・不正利用の探知システムの採用など積極的に展開しています。
電子マネーはiD・PiTaPa・WAON・Apple Payに対応していて、海外のネットショッピングも安心なバーチャルカードも発行できます。
▼カードの詳細はこちら
39歳までと長い期間還元率2倍!「JCB CARD W」
JCB CARD W(ジェーシービーカードダブル)
カードの特徴
国内唯一の国際ブランドであるジェーシービーが発行する、ポイント高還元率が魅力の39歳以下・WEB入会限定の年会費無料カード
発行会社 | ジェーシービー | ポイント還元率 | 1.0% |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 付帯保険 | 海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険最高100万円 |
電子マネー | - | ポイント | OkiDokiポイント |
JCB CARD WはJCBの一般カードの2倍となる1.0%のポイント還元率を実現したカードです。
39歳以下の方が持てるインターネット申し込み限定のカードで、年会費永年無料、スターバックスやセブンイレブン、AmazonなどのJCBオリジナルシリーズパートナーで利用するとポイント還元率がアップするのが特徴で、これらのお店でカードを利用すると還元率が2%となりお得です。
入会後3か月間はポイント4倍となるキャンペーンも実施されていて、ポイントサイトを経由したネットショッピングでは最大20%の還元率となるので見逃す手はありません。
貯まったポイントはJCBギフトカードへの交換、Amazonなど他社ポイントへの交換、ディズニーのパークチケットへの交換など様々な交換先が用意されている点も魅力。
海外旅行保険は利用付帯で最高2,000万円までの補償が受けられ、最高100万円までのショッピング補償も付きます。
女性疾病保険など保険を任意で付けられる女性向けカードの「JCB CARD W plus L」も人気です。
卒業後も変わらずお得「楽天カード」
楽天カード
カードの特徴
新規入会&利用で5,000円分のポイントプレゼントキャンペーン中!通常ポイント還元率が高いうえに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスでポイントが貯まりやすい。
楽天カードは「8秒に1人が申し込むカード」として9年連続顧客満足度No.1に輝いたカードです。
年会費永年無料でVISA・Mastercard・JCB・AMEXの4つのブランドから選べ、最高2,000万円補償の海外旅行傷害保険が自動付帯となり海外旅行や留学の際にも重宝します。
通常ポイント還元率も1.0%と高還元率ですが楽天関連のサービスで還元率がアップするのが特徴で、楽天トラベルは2倍・楽天市場は3倍になるため、これらのサービスを頻繁に利用する方は特にお得です。※特典進呈には上限や条件があります。
クレジットカードは楽天ポイントカードとしても使えるので街のお店ではカードを提示するだけでポイントが貯まり、貯まったポイントの使い道も楽天サービス・街のお店・他社ポイントやマイルへの交換と豊富に用意されています。
電子マネーの楽天Edyが使え、ETCカードの発行にも対応した長く使い続けられる価値あるカードです。