エポスカードは特典の多さで人気のクレジットカードです。年会費無料で「自動付帯」の海外旅行保険が付き、カラオケやレジャー施設など多くの店舗で優待が受けられたり、年に4回マルイの10%割引セールもあります。
人気のカードですが、成人年齢の引き下げによって高校生でもエポスカードが作れるのか気になっている方も多いです。
そこで今回は、エポスカードを学生や未成年が申し込む時の注意点や審査対策、学生でもエポスカードを持てる?という疑問についても分かりやすくまとめました。
目次
エポスカードは学生や未成年でも作れる(高校生以外)
エポスカードの申し込み資格(申し込み条件)
エポスカードの申し込み資格は「日本国内に居住している高校生を除く18歳以上の方」と公式サイトに明記されており、学生や未成年でも作ることが可能です。
学生の場合、高校生は申し込めませんが、短大生や大学生、専門学校生といった18歳以上の学生であれば申し込めます。
未成年の社会人の場合、収入なしや無職の状態では基本的にクレジットカードは作れないので注意しましょう。
収入に関する記載もないので、アルバイト収入なしの学生でも問題ありません。
学生のうちは社会人と比較するとクレジットカード審査が優遇されるため、エポスカードを作るなら学生から社会人になる前に申し込んだ方が審査に通りやすいでしょう。
18歳から親権者の同意なしで申し込みが可能に
20歳が成人年齢だった時には、18歳、19歳は親権者の同意が必須でした。
しかし、2022年4月1日より成人年齢が18歳に引き下げられた影響で、18歳から親権者の同意なしでクレジットカードを申し込めるようになりました。
収入が無い場合は保護者の同意が必要なケースも
「安定した収入がある人」「既婚者」の方は18歳の成人を過ぎれば審査も問題なく通過する確率が高いでしょう。ですが、アルバイトで収入が不安定な方や、無職の方は申し込み時に「親権者の同意」を求められるケースがあります。
【親権者の同意で必要なもの】
・電話による確認
・親権者の直筆サイン
店頭で申し込む場合は「親権者本人の同意書記入」を求められますし、ネットでの申し込みの場合は「同意確認の連絡」が必要になります。申し込む場合は事前に確認しておくと良いでしょう。
親権者の方がクレジットカードを所持、または普段から利用しているのであれば審査は問題なく通る可能性が高いです。多くのカード会社では車や住宅ローンは既存借入とは見なさないケースが多いため、過去にクレジットカードや消費者金融での支払いを延滞してなければ問題なく作れるでしょう。
親権者がクレジットカードを持っているようでしたら電話一本で問題なく申し込めるでしょう。
エポスカードの審査に通るための対策
携帯電話料金の延滞に要注意
クレジットカードの審査に通らないという方は、過去に携帯電話料金を延滞したことはありませんか?カードを申し込むと入会審査がありますが、過去にカードやローンなどで延滞を起こしたり、自己破産などの金融事故を起こした方は「ブラックリスト入り」の状態となり審査落ちのリスクが高まります。
実は、携帯電話本体(端末)を分割払いで購入して、月々の料金と併せて支払っていた場合も割賦契約となるため、延滞を起こすとブラックになる恐れがあるのです。
一般的にブラックとなるのは3か月以上または61日以上の延滞を起こして「異動」という記録が信用情報機関に残った場合で、5年間審査通過が厳しくなるので注意してください。
学生や未成年の場合、カードやローンは利用したことがないのに携帯電話料金の延滞で知らないうちにブラックとなっているケースがあります。
短期間に複数のカードを申し込むと「申し込みブラック」になる
クレジットカードの複数持ちをしたいといって、次々とカードを申し込むのはやめた方が無難です。
カードを申し込むと信用情報機関に申込情報が記録されますが、他のカード会社からも照会できるため、短期間に複数のカードを申し込んでいるとお金に困っているのでは?と疑われて審査落ちの対象となってしまいます。
これは「申し込みブラック」と呼ばれる状態で、目安として1か月のうちに3枚のカードを申し込むと申し込みブラックになる恐れがあるので注意してください。
1か月間に申し込むカードの枚数はできれば2枚程度に抑え、申し込みブラックが疑われる時は6か月以上の期間を開けてから改めて申し込みましょう。
申し込み時に記入ミスや虚偽記載がないようにする
申し込み資格を満たしているのに審査落ちする場合、申し込み時に記入ミスや虚偽記載はありませんでしたか?例えば電話番号の入力ミス、名前の変換ミスといった些細なミスでも審査落ちしてしまう恐れもあるため、申し込み前には今一度しっかりと確認してください。
親権者の同意を得る必要がある場合、親権者になりすましてカード会社を騙すと犯罪になるので絶対にやめましょう。
キャッシング枠を希望しないで申し込む
クレジットカードでお金を借りたい時に便利なキャッシング枠(キャッシング機能)ですが、キャッシング枠は基本的に収入がある方向けのサービスです。
クレジットカードの審査は割賦販売法に基づいて行われますが、キャッシング枠の審査は貸金業法に基づく審査が必要となるので、ショッピング枠だけを希望した場合よりもキャッシング枠を希望した方が審査が厳しくなるため要注意です。
キャッシング枠を付けるには収入が求められるため、収入がない未成年や学生がキャッシング枠を希望してエポスカードを申し込んだ場合、審査に通らない可能性が出てきます。
審査通過率を上げるためには、キャッシング枠を希望しないで申し込んだ方が良いでしょう。
学生がエポスカードを持った場合の限度額
学生がエポスカードを持った場合、限度額はいくらになるのでしょうか。学生で収入なしの場合、限度額(上限)の目安は10万円~30万円となるのが一般的です。
これは、限度額を決めるために行われる支払可能見込額の調査が限度額30万円以下のカードであれば免除されるためで、収入のない学生や専業主婦といった方がカードを申し込むと限度額30万円以下のカードが発行されます。
学生でも月に20万円ぐらいアルバイト収入がある場合、例外的に30万円以上の限度額がもらえる場合もありますが、これはケースバイケースです。
学生でもエポスカードのゴールドカードは持てる?
学生のうちからエポスカードを持ちたいという方も多いでしょう。
エポスカードには「エポスゴールドカード」というゴールドカードがありますが、こちらの申し込み資格は「学生を除く20歳以上の方」となっています。
一般向けのエポスカードを使い続けていると、利用状況によりゴールドカードのインビテーション(招待状)が届く場合もありますが、自分で申し込めるのは20歳を過ぎて学校を卒業してからです。
もし、家族の中にエポスゴールドカードを持っている方がいれば「エポスファミリーゴールド」という家族カードを発行することはできます。
家族カードなら高校生を除く18歳以上で二親等以内であれば申し込めるので、申し込みをお願いしてみましょう。
家族カードの場合、本会員の利用状況に問題がなければ審査通過は難しくありませんが、支払い口座やポイントは本会員とまとめられて別々にはできないので、その点は注意してください。
エポスカードの特徴
エポスカード
カードの特徴
マルイで申し込める流通系カード。年会費永年無料ながら旅行保険は「自動付帯」となり、レジャー施設など様々な店舗で優待が受けられる。
入会金・年会費永年無料・ETCカードも無料で作れる
クレジットカードは無料で持ちたいという方は多いでしょう。
エポスカードは入会金無料・年会費永年無料と完全無料で持てるカードです。
お金がかかるどころか、インターネット申し込みならポイントなどが貰える入会キャンペーンも多く実施されています。
ETCカードも無料で作れるため、免許を取って高速道路でETCを利用する時にも便利で、ETC利用でもポイントが貯まる点もメリットです。
最短即日発行可能
ショッピングや海外旅行でクレジットカードを使うから今すぐに作りたいという時も、エポスカードなら最短即日発行が可能です。
最短即日発行となるのはマルイの店頭受け取りを指定した場合で、郵送を選ぶと一週間程度かかるので気を付けましょう。
カードの申し込みや受け取りには本人確認書類が必要となりますが、エポスカードに限らず学生証は本人確認書類として使えない場合が多いので注意してください。
持っていれば免許証、なければパスポートやマイナンバーカード(通知カードを除く)、いずれも持っていない場合は国民健康保険証+公共料金の領収書(申込者本人の氏名と現住所の記載がある6か月以内のもの)などが使えます。
海外旅行保険が「自動付帯」
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(一事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(一疾病の限度額) |
救援者費用等 | 100万円(一旅行・保険期間中の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円(一事故の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(一旅行・保険期間中の限度額) |
海外留学や卒業旅行の際に、クレジットカードの旅行保険があると安心ですよね。
エポスカードにはカードの利用条件がなく、自動的に保険が適用される「自動付帯」の海外旅行保険が付いています。
例えば、海外旅行先で病気になった場合は270万円、ケガをした場合は200万円まで補償があり、デジカメを破損したなどの携行品損害についても20万円まで補償があり、治療費を立て替えずに済むキャッシュレス診療サービスにも対応しているので、旅先で万が一のトラブルがあっても心強いでしょう。
全国10,000店以上で優待が受けられる
マルイや飲食店、レジャー施設で割引が受けられると嬉しいですよね。
エポスカードは、年に4回マルイで10%割引セールがある他にも、全国10,000店以上のお店やレジャー施設などで優待が受けられるのがメリットです。
飲食店(カフェ・居酒屋・ホテルレストランなど)では割引やドリンクサービスなどの優待があり、遊園地や水族館といったレジャー施設でも入場料が割引となるので友達と遊びに行く際にも節約になります。
温泉やスパ、美容院・ネイルサロン、キンプリなどジャニーズの人気アイドルが出演する舞台・イベント、カラオケ、レンタカー・カーシェアリングのように、日常生活からレジャーまで幅広く優待が受けられるので、大学生ならサークル活動や旅行にも活用できるでしょう。
優待割引の場合、代表者がカードを提示するとエポスカードを持っていない友達も割引になります。
エポスカードのポイント還元率
クレジットカードでポイントを貯めたいという時は、エポスカードの使い方を工夫すると良いでしょう。
エポスカードの通常ポイント還元率は0.5%と平均的な部類に入りますが、以下のような利用でポイントが貯まったり、ポイントアップがあります。
- ネットショッピングで還元率2倍~30倍
- 飲食店・カラオケ店・カフェなどで最大5倍
- 提携店舗でポイントアップ
- 旅行・ホテルでポイントアップ
- ROOM iDの家賃支払いでもポイントが貯まる
- 電子マネーのチャージでポイントが貯まる
例えば、ネットショッピングは「たまるマーケット」というポイントサイト(ポイントモール)を経由するだけで還元率が2倍~30倍となり、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングは還元率1.0%となります。
飲食店・カラオケ店・カフェ・居酒屋など多くの店舗でもポイントアップが受けられるのもメリットです。
また、提携店舗であればKITTE丸の内では期間限定で10倍ポイントキャンペーンが実施され、旅行やホテルでもポイントアップがあります。
ROOM iDでの家賃支払いや、公共料金・携帯電話料金の支払い、通学に便利なモバイルSuicaなど電子マネーへのチャージでもポイントが貯まるので、ポイントを貯めやすい点も魅力です。
エポスカードでチャージして、おさいふケータイで楽天Edyを利用した場合、チャージで0.5%+利用で0.5%=合計還元率1.0%のポイント二重取りができます。
「エポスカードの合宿免許」でカードのポイントが貯まる
車の運転免許を取りたいという時もエポスカードが活躍してくれます。
「エポスカードの合宿免許」というサービスでは、合宿免許の料金をまとめてカード払いにしてポイントを貯めることが可能です。
支払い開始時期を最長6か月まで据え置ける学生向けのプランもあり、アルバイトで費用を貯めながら免許を取ることもできます。
例えば免許取得に25万円かかった場合、3回以上の分割払いなら2,500円相当のポイントが貯まりお得です。