ドコモ「dカード GOLD」を作ろうとして、年会費が高いと感じて申し込みを断念する方もいるのではないでしょうか。
しかしdカード GOLDは使い方次第で年会費以上の価値が出てくるお得なクレジットカードです。
ここでは、dカード GOLDの年会費についての基本情報やdカード GOLDの2年目以降の年会費の元を取る方法について紹介していきます。
目次
dカード GOLDの年会費は11,000円(税込)
dカード GOLDの年会費は11,000円(税込)で、初年度から年会費が発生します。
ゴールドカードの年会費は安くて2,000円台(楽天ゴールドカードなど)、高くて30,000円台(アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードなど)なので年会費が11,000円(税込)のdカード GOLDは標準的な価格帯のゴールドカードといえます。
年会費の引き落としは発行日の翌月または翌々月の10日
年会費の引き落とし日は発行日の翌月または翌々月10日が原則となっています。
・1日~15日にカードを発行した場合:翌月10日
・16日~31日にカードを発行した場合:翌々月10日
月の1日~15日の間にカードを発行した場合は翌月の10日、16日~31日の間にカードを発行した場合は翌々月の10日が引き落とし日です。
10日が金融機関の休業日に該当する場合は、翌営業日の引き落としとなります。
15日を境にして引き落とし日が「翌月」または「翌々月」に分かれる理由は、dカード GOLDの締め日(締切日)が毎月15日にあたるためです。
例えば、5月8日にカードを発行した場合は6月10日に初年度の年会費が引き落とされます。
【例:2023年5月8日にカードを発行した場合】
・1年目の年会費引き落とし日:2023年6月10日
・2年目の年会費引き落とし日:2024年6月10日
カード発行から1年が経つ頃に年会費が請求されるのではなく、発行の翌月または翌々月に年会費が請求されることになっています。
2年目以降の年会費も同様に、1年後の6月10日に引き落とされるので、引き落とし日が近づいてきたら口座残高に注意を払っておきましょう。
5月8日にカードを発行した場合、2年目の年会費が引き落とされる前に解約したいのであれば、翌年の5月15日までに解約手続きを完了させておく必要があります。
カード発行日の確認方法(年会費請求時期の確認方法)
カードの発効日と年会費の詳細についてはカードと一緒に送られる台紙に書いてあります。
カードが送られてきた際の書類には規約など大事なことも書かれているので、間違えて捨てないように気を付けましょう。
dカード GOLDの年会費はdポイントで支払えない
dカード GOLDの年会費をdポイントで支払うことはできません。
カード年会費の支払いは口座引き落としによる現金払いのみとなるので注意しましょう。
dポイントで支払えるのは、携帯電話料金や、dポイント加盟店でのショッピングなど一部のサービスです。
ETCカードは年会費初年度無料
ETCカードは初年度年会費無料で、2年目以降も一度ETCの利用があれば無料で持つことができます。
2年目以降に一度も利用がなかった場合は年会費として550円(税込)がかかります。
ETCの利用でもdポイントがたまり、NEXCOが実施している「ETCマイレージサービス」のポイントもたまります。
家族会員もETCカードを申し込むことができ、年会費は本会員と同じように初年度無料で2年目以降は一度の利用があれば無料になります。
dカード GOLD家族カードの1枚目は年会費無料
最大3枚まで発行できる家族カードの年会費は1枚目が無料で、2枚目以降はカード利用の有無を問わず初年度から1,100円(税込)の年会費がかかります。
この年会費の安さが家族カードの最大のメリットです。
なぜなら、dカード GOLDの年会費が11,000円(税込)であることと比較すると、無料または10分の1の年会費で本会員と同等の特典を利用できるからです。
家族カード利用分の支払いも本会員にまとめられるのでその分支払い金額が増え付与されるポイントも多くなり、カード2枚分のポイントが本会員のカード1枚にまとめられると考えればOKです。
ドコモの携帯電話・ドコモ光を利用して10.0%還元で年会費の元を取る
ドコモユーザーがdカード GOLDを持つとお得とされる理由は、ドコモの携帯電話・ドコモ光の料金から10.0%ポイント還元が受けられる点で、これは入会2年目以降も受けられる特典です。
スマホ代とプロバイダ料金を合わせると毎月1万円以上支払っているという方も多いと思いますが、ドコモの携帯電話やドコモ光を利用していれば利用料金の10.0%のポイント還元(利用額1,100円(税込)につき100ポイント)が受けられます。
月に9,000円利用:1年でdカード GOLD年会費分のポイント獲得
携帯電話の利用料金が月に9,000円だった場合、毎月900ポイントが付与されます。
これが1年続くと900×12=10,800ポイントが付与されることになるので、これだけで年会費の元が取れるのです。
携帯電話の利用料金が月に8,000円だった場合は毎月800ポイント、1年で9,600ポイントの付与になるので携帯電話やプロバイダ料金のポイント還元だけで年会費分のポイントを獲得する場合は月に9,000円の支払いが元を取るためのボーダーラインとなります。
しかし実際にはショッピングや公共料金の支払いでも1.0%分のポイントがたまるので、dカード GOLDをメインカードにして様々な支払いを行った場合は9,000円以下の利用でも年会費の元は取れるでしょう。
ahamo/irumoは対象外
NTTドコモが提供しているサービス、ahamoとirumoは10.0%ポイント還元の対象外です。
ポイント還元率は劣るかもしれませんが、dカード GOLDの入会や利用で最大5,000ポイントもらえたり、29歳以下の方限定で条件クリアで6,000ポイントもらえたりとキャンペーンを開催しています。
そのほか、ahamoの利用可能データ量に+5GB増量するなど、毎月の通信料に余裕ができるのは魅力的でしょう。
家族カードを発行すると更にお得
夫婦でドコモの携帯電話を利用している場合は、家族カードを発行して2台目の携帯電話番号を登録しておくと夫婦2人とも10.0%ポイント還元が受けられてお得です。
dカード GOLDの家族カードは、1枚目は年会費無料で発行可能で、ポイントや支払いは本会員とまとめられます。
例えば、家族カードを1枚発行した場合は1枚あたりの年会費が5,500円 (税込)となり、家族カードでも旅行保険やケータイ補償サービスなど本会員同様の特典を受けられるのがメリットです。
dカード GOLDの年会費の元を取る方法
dカード GOLDを最大限利用したいという方のために、年会費の元を取る方法をまとめました。
以下のようにdカード GOLDを利用すると、場合によっては年会費以上に得をすることもできます。
- 入会キャンペーンのポイント還元(初年度のみ)
- ドコモの携帯電話・ドコモ光を利用して10%ポイント還元を受ける
- 利用額に応じて特典がある「年間ご利用額特典」を活用する
- 空港ラウンジを月に1回程度利用する
それぞれを詳しく見ていきましょう。
入会キャンペーンで年会費相当のポイントがもらえる
dカード GOLDに入会すると、入会キャンペーン特典として最大11,000円分のdポイントが付与されます。
・対象のネットショッピング利用で3,000ポイント
・対象のdカード特約店で利用して3,000ポイント
・入会&キャンペーンにエントリー&カード利用で5,000ポイント
公式サイトでは合計11,000円相当のポイントを獲得する手順が載っているため、申し込み時に確認してみてください。
利用額に応じて特典がある「年間ご利用額特典」を活用する
dカード GOLDは年間利用額に応じて特典を受け取れるカードで、税込100万円以上の利用なら11,000円相当・税込200万円以上の利用なら22,000円相当の選べる特典がもらえます。
2024年4月現在、2024年度のクーポン詳細は公開されていないため、2023年配布クーポン交換先を下記にまとめました。
2023年配布クーポン
・TAKASHIMAYAグルメ&コンフォートの割引クーポン
・d ブックのクーポン
・d ジョブスマホワークのクーポン
・kikito ドコモのデバイスお試しサービスのクーポン
・d ショッピングクーポン
・d fashionクーポン
・ケータイ購入割引クーポン
過去のクーポン配布から、dカードらしくdブックやdファッションなどのクーポンが配布されることが予想されます。
月83,000円以上の利用
年間100万円以上のカード利用が見込める場合は、年間ご利用額特典を活用することで年会費以上の特典を受け取ることが可能です。
つまり毎月83,000円以上の利用があれば達成でき、生活費などをdカード GOLDで支払いすれば年会費の元が取れるようになります。
電子マネーの「iD」やETCカードの利用、家族カードの利用も年間利用額の判定対象となっているので、家族カードを発行して利用していると100万円・200万円も達成しやすくなります。
空港ラウンジを月に1回程度利用する
空港ラウンジを月に1回程度利用すれば年会費の元を取ることができます。
指定されたカード会員以外の方が空港ラウンジ(カードラウンジ)を利用するには、1,000円前後の利用料金がかかります。
このため、出張や旅行・帰省などで月に1回程度空港ラウンジを利用するなら、空港ラウンジサービスだけで年間12,000円となるのでdカード GOLDの年会費の元を取れる計算になります。
ただしこの方法はよっぽどの旅行好きの方か出張が多い方でないと難しいので、無理に空港ラウンジを利用する必要はありません。
dカード特約店を利用する
dカード GOLDには、カードまたは電子マネーの「iD」の利用で還元率がアップする「dカード特約店」があります。
以下にdカード特約店をいくつか抜粋しました。
dカード特約店 | 決済ポイントに加えて さらに100円で〇ポイント (カッコ内は合計還元率) |
支払い方法 |
---|---|---|
JTB | プラス2ポイント(3.0%) | カード |
高島屋免税店SHILLA&ANA | プラス4ポイント(5.0%) | カード |
マツモトキヨシ | プラス2ポイント(3.0%) | iDまたはカード |
スターバックスカード | プラス3ポイント(4.0%) | カード |
ドトールコーヒーショップ バリューカード | プラス3ポイント(4.0%) | カード |
サカイ引越センター | プラス3ポイント(4.0%) | カード |
寄りがちなスタバやドトール、日用品を買うマツモトキヨシなど、身近なお店でポイント還元率がアップするのが魅力です。
年会費の元を取るサービス利用の目安
サービス | 利用金額 | ポイント |
---|---|---|
ドコモ携帯 | 月9,000円以上 | 1年で10,800ポイント |
年間利用額特典 | 年間100万円~200万円以上の利用 | 11,000円相当、22,000円相当のクーポン |
入会キャンペーン | 入会やカード利用が条件 | 合計11,000ポイント |
年会費の元(11,000ポイント)が取れる利用例を作ってください。配分はお任せします。表の変更もOKです。
まとめ:dカード GOLDはドコモ利用者なら年会費の元が取れる
dカード GOLD カードの特徴 NTTドコモ発行の通信系・IT系クレジットカード。通常ポイント還元率も1.0%と高く、ドコモユーザーなら毎月のスマホ代やプロバイダ料金が10%ポイント還元となる。最大10万円のケータイ補償や空港ラウンジサービスも付帯。学生の申し込みも可能
発行会社
NTTドコモ
ポイント還元率
1.0%
年会費
11,000円(税込)
付帯保険
海外:最高1億円(自動付帯)
国内:最高5,000万円(利用付帯)
ショッピング保険:最高300万円
電子マネー・スマホ決済
iD、Apple Pay、Google Pay
申し込み条件
満18歳以上(高校生を除く)で、安定した継続収入があること
追加カード
ETCカード(年会費無料)、家族カード 年会費1,100円(初年度無料)
dカード GOLDは年会費が11,000円かかるカードですが、ドコモユーザーであれば携帯料金の支払い時のポイント還元で年会費の元が取れます。
携帯電話の利用料金が月に9,000円だった場合、毎月900ポイントが付与され、1年続くと900×12=10,800ポイントが付与されることに。
最新のiPhoneを使用している場合、本体が約20万円するのを考えると年会費以上のポイント還元に期待できます。
そのほか、利用額に応じて特典がある「年間ご利用額特典」を活用すれば、最大22,000円相当のクーポンがもらえるので、こちらも活用すればよりお得になりますね。
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