カードローン選びの際に審査の通りやすさを重視している方は多いでしょう。
カードローンを扱う業者は銀行から大手消費者金融、中小消費者金融まで様々ですが、どのカードローンの審査が通りやすいのでしょうか。
今回は、審査が通りやすいカードローンとその成約率・審査基準・審査落ちの原因や理由についても分かりやすくまとめました。
目次
審査が通りやすい・通りにくいカードローンの違いとは?
審査が通りやすいカードローンと通りにくいカードローンの違いはどこにあるのでしょうか。
その違いとは「金利」です。
金利が高いカードローンは一人あたりの融資額は低めとなっていますが、その分件数を稼ぐことによって利益を確保するため、比較的審査に通りやすくなっています。
それに対して、金利が低いカードローンはきちんと返済してくれる人を見極めた上で融資額を高くして利益を得ているため、審査に通りにくいという側面があるのです。
カードローンの金利は業者によって異なりますが、人気カードローンの金利は以下のようになっています。
カードローン名 | 金利 |
---|---|
三井住友銀行カードローン | 4.0%~14.5% |
三菱UFJ銀行カードローン | 1.8%~14.6% |
プロミス | 4.5%~17.8% |
アイフル | 3.0%~18.0% |
キャッシングのフタバ | 14.959%~17.950% |
まとめてみると銀行や大手消費者金融は下限金利の低さに注目しがちですが、下限金利が適用されるのは限度額いっぱいに借り入れを行った場合です。
例えば、アイフルの限度額は800万円なので、少額の借り入れでは下限金利は適用されず、50万円までは金利18.0%となります。
一方で、中小消費者金融であるキャッシングのフタバの金利は14.959%~17.950%ですが、デフォルトの限度額は50万円となっているため下限金利が適用されやすいのがメリットです。
カードローンの審査が通りやすい時期・通りにくい時期
同じカードローンを申し込んでも、審査が通りやすい時期と通りにくい時期があるのをご存知ですか?
カードローンにも「ノルマ」があるため、ノルマの達成率によって審査通過率も変動します。
分かりやすい例としては、申し込みが多い時期は審査通過率が低く、申し込みが少ない時期は審査通過率が高い傾向にあるのです。
その理由は簡単で、すでにノルマを達成している場合はわざわざ微妙なラインにいる申込者まで審査を通す必要がないためです。
反対にいえば、ノルマを達成していなければ微妙なラインにいる申込者も審査通過の可能性が出てくるということになります。
カードローンの申し込みが多い時期と少ない時期は以下の通りです。
- カードローンの申し込みが多い時期…年度末や年末(3月・12月)
- カードローンの申し込みが少ない時期…2月・8月
少しでも審査通過率をアップさせたい場合は、比較的カードローンの申し込みが少ない2月や8月に申し込むのがおすすめです。
成約率が高いのはアコム
アコムカードローン
特徴
「はじめてのアコム♪」でおなじみの消費者金融会社。大手消費者金融会社の中でも最も利用者が多く、自動契約機(むじんくん)の数も多いため借りやすい
大手消費者金融のアコムはカードローンの中でも成約率が高いといわれています。
アコム公式サイトのマンスリーレポートによると、2018年7月の新規貸付率(成約率)は41.6%となり、2018年4月~7月の平均成約率も43.7%・中でも5月は46.3%と良好です。
アコムの成約率が高い理由は、アコムが1社目のカードローンに選ばれることが多いためで、現在の借り入れ状況によっては審査が厳しくなることも予想されます。
貸金業法の「総量規制」によって、年収の3分の1以上の融資を受けることはできないので、すでに年収の3分の1近く借り入れがある場合はどのカードローンも審査が厳しくなるでしょう。
銀行のカードローンでも総量規制がある場合も
元々、総量規制の対象となるのは消費者金融やクレジットカードでお金を借りられる「キャッシング」がメインで、銀行系カードローンは総量規制の対象外でした。
しかし、銀行系カードローンによる過剰融資が問題となり、日弁連が「銀行系カードローンも総量規制の対象とするべき」という趣旨の声明を出したため現在は銀行系カードローンも「自主規制」という形で総量規制を行っていることがあります。
大手消費者金融と中小消費者金融では審査基準が違う
大手消費者金融と中小消費者金融では審査の手法や審査基準に違いがあるため、大手消費者金融のカードローンが向いている方と中小消費者金融のカードローンが向いている方に分かれます。
ここでは、大手消費者金融と中小消費者金融の審査の違いについてまとめました。
信用情報(クレヒス)に傷がある場合は中小消費者金融がおすすめ
信用情報(クレヒス)に傷がある場合は、大手消費者金融よりも中小消費者金融の審査を受けるのがおすすめです。
その理由は、大手と中小では審査の手法が異なっているためです。
全国展開している大手消費者金融は毎日多くの申し込みがあるため、審査が自動化されていてコンピューターで申し込み時の記載内容(属性)を蓄積したデータと照らし合わせて採点するという方法で審査が行われています。
申し込みから30分程度で審査結果が出るスピードの速さはコンピューターによる自動審査の賜物です。
一方で、中小消費者金融は現在もスタッフの目による手動審査となっているため、個別の事情を汲んでもらいやすいというメリットがあります。
- 大手消費者金融…自動審査のため即審査落ちの恐れも
- 中小消費者金融…手動審査のため事情を考慮してくれる可能性がある
中でも、信用情報(クレヒス)という過去のクレジットカードやカードローンの利用履歴に延滞や債務整理などの「傷」がある場合は、一発で審査落ちしてしまう恐れがある自動審査の大手消費者金融ではなく、信用情報(クレヒス)よりも現在の返済能力を重視してくれる中小消費者金融の方が審査に通りやすい可能性があるのです。
中小消費者金融が審査に通りやすいケース
他にも大手消費者金融よりも地域密着型の中小消費者金融の方が審査に通りやすいケースがあります。
それは「すでに数社から借り入れがある場合」です。
先述の通り、大手消費者金融の成約率が高くなっているのは1社目のカードローンとして選ばれることが多いためで、すでに数社から借り入れがある場合は中小消費者金融の方が柔軟な審査で対応してくれることがあります。
例えば、キャッシングのフタバは公式サイトに「消費者金融にて他社でのお借入れが4社以内の方が対象です」と明記されているため、他社からの借り入れがあっても申し込めるカードローンです。
大手消費者金融は知名度も高く、カードローンの利用が初めての方でも申し込みやすいのがメリットですが、場合によっては中小消費者金融も選択肢のひとつとなり得るでしょう。
中小消費者金融は「キャッシングのフタバ」がおすすめ
キャッシングのフタバ
フタバの特徴
「キャッシングのフタバ」は30日間の無利息期間もある中小消費者金融会社。審査通過後、銀行口座への振り込みで借り入れ可能
キャッシングのフタバは、すでに借り入れがある方やアルバイト・パート・派遣社員・主婦の方でも申し込めるカードローンです。
過去の支払い履歴よりも現在の支払い能力を重視してくれるので、他社のカードローン審査に落ちた方でも審査通過できる可能性があります。
金利は14.959%~17.950%、少額融資をメインとしていて最初の限度額は50万円までとなっていますが、利用実績に応じて最高200万円まで融資が受けられます。
大手消費者金融で人気の「30日間無利息サービス」があり、契約日の翌日から30日間無利息で借り入れができるのがメリットです。
申し込み方法はインターネット・ケータイ・電話の3通りで、女性スタッフが応対してくれる「レディースフタバ」はカードローンの利用が初めての女性にもぴったり。
カードローンで審査落ちする原因とは?
カードローンで審査落ちする原因は様々ですが、中でも主な原因となるのが「他社からの借り入れ」と「信用情報(クレヒス)」です。
カードローンを申し込む際に、新たに申し込むカードローンで50万円以上の限度額を希望する場合や、他社と合わせた借り入れ総額が100万円を超える場合は法律に基づいて収入証明書の提出が求められます。
総量規制の関係もあり、収入と希望限度額が見合っていないと判断された場合は審査落ちとなるので注意が必要です。
信用情報(クレヒス)については、過去に3か月以上の延滞を起こしたり、複数回の延滞を起こした場合や、自己破産を行った場合は5年~10年間、カードやローンの審査に通りにくくなります。
クレヒスは「個人信用情報機関」という専門の期間に記録されていて、自分のクレヒスは開示請求を行うことも可能です。
手数料はかかりますが、インターネットで手軽に開示請求ができるので、クレヒスが不安な方は一度チェックしてみても良いでしょう。