アコムのACマスターカードは即日発行ができるクレジットカードとして人気ですが、かつてアコムACマスターカードのゴールドカードが存在していたことをご存知ですか?
現在は発行終了となっているアコムACマスターカードのゴールドカードは、ACマスターカードの利用者のうちアコムが設定した基準をクリアした方のみ招待状(インビテーション)が届き、年会費無料で発行できたとされています。
では、現在アコムACマスターカードのゴールドカードに代わる年会費無料のゴールドカードはあるのでしょうか。
アコムACマスターカード
カードの特徴
アコムが発行する年会費無料のクレジットカード。最短即日発行可能で、18歳以上であればパート・アルバイトの人でも働いていれば申込OK。利用金額から0.25%キャッシュバック
発行会社 | アコム株式会社 | 還元率 | 0.25%キャッシュバック |
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年会費 | 永年無料 | 審査速度 | 最短即日 |
利用限度額 | 300万円 ※クレジットとカードローンのご利用合計の上限は800万円まで ※300万円はショッピング枠ご利用時の限度額です。 |
申し込み資格 | 18歳以上の安定した収入(アルバイトOK)と返済能力を有する方で、アコムの基準を満たす方 |
目次
アコムACマスターカードのゴールドカードとは?
アコムACマスターカードのゴールドカードとは、カードローンでお馴染みのアコムが発行しているクレジットカードである「ACマスターカード」のゴールドカード(上位カード)です。
ゴールドカードでありながら年会費無料で持つことができ、カード会社が提供する付帯保険やサービスはありませんが、レストランの優待などMasterCardのゴールドカード向けサービスは利用可能でした。
しかし、アコムACマスターカードのゴールドカードは2017年の9月で廃止されたため、現在は発行できません。
現在アコムACマスターカードのゴールドカードを所有している方も、更新時には通常のACマスターカードへの切り替えとなってしまいます。
一般的なゴールドカードの年会費
ゴールドカードはステータス性の高さや、付帯サービスの充実度から人気がありますが、その年会費は無料のものから数万円するものもあり、カードのランクも様々です。
一般的には年会費が高額になるにつれて海外旅行傷害保険など付帯保険の補償額がアップしたり、割引などの特典が豪華になっていく傾向があります。
例えば、アメリカン・エキスプレス(アメックスゴールド・年会費31,900円 (税込))のゴールドカードの場合、通常12,000円の家族カード年会費が無料になるほか、国内外のレストランで所定のコース料理を2名以上で頼んだ場合に1名分が無料となるなど、一般的なクレジットカードにはない特典が魅力です。
年会費無料のゴールドカードでも一般カードよりも保険の補償額がアップしていたり、空港ラウンジサービスが利用できることもあるので、ワンランク上のサービスが受けられるでしょう。
以下に、人気の有料ゴールドカードの年会費を比較してまとめてみました。
カード名 | Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD | 楽天ゴールドカード | 三井住友カード ゴールド | dカード GOLD | アメックスゴールド |
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年会費 | 1,986円(税込) | 2,200円(税込) | 初年度無料・通常11,000円/割引あり(税込) | 11,000円(税込) | 29,900円(税込) |
このように、年会費有料のゴールドカードでも年会費の差は10倍以上と大きな開きがあるのが分かります。
年会費が高額なゴールドカードはその分サービスは充実していますが、生活スタイルや利用シーンを考えた上でカードを選ぶのが得策です。
例えば、高額な海外旅行傷害保険や空港ラウンジが無料で利用できるサービスが付いていたとしても、海外旅行に行く機会がなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
年会費の元が取れない場合は、年会費無料や割安なゴールドカードを選ぶのもひとつの方法です。
反対に、年会費を支払ってでも手厚い保険や空港ラウンジのサービスに魅力を感じるのであれば、年会費を支払う価値は十分にあるでしょう。
申し込み資格に注意
ゴールドカードは、年齢や収入などの面で一般カードより申し込み資格のハードルが高く設定されている場合があります。
多くのゴールドカードは20歳または25歳以上となっているため、申し込み前には条件を確認しておきましょう。
年会費無料で持てるゴールドカード
初年度に限らず、2年目以降もずっと年会費無料で持てるゴールドカードの数は限られています。
なぜなら、三井住友カード ゴールドのように初年度無料のカードでも翌年からは条件付きの割引にとどまったり、通常の年会費が発生するカードがほとんどだからです。
現在のところ、無料で持てるゴールドカードは以下の3枚となっています。
- エポスゴールドカード
- セブンカード・プラス(ゴールド)
- イオンゴールドカード
いずれの3枚のカードも「流通系クレジットカード」と呼ばれる、スーパーやコンビニで使うとお得になるクレジットカードです。
特徴や発行方法はカードによって異なるので、カードごとに説明していきたいと思います。
カード名 | エポスゴールドカード | セブンカード・プラス(ゴールド) | イオンゴールドカード |
---|---|---|---|
発行方法 | インターネット・インビテーション | インビテーション | インビテーション |
年会費 | 通常5,000円・年間50万円以上利用または招待状で永年無料 | 無料 | 無料 |
国際ブランド | VISA | VISA・JCB | VISA・MasterCard・JCB |
海外旅行保険 | 〇 | × | 〇 |
空港ラウンジ | 〇(国内・海外) | × | 〇(羽田) |
割引特典 | マルイ10%割引 | イトーヨーカドー5%割引 | イオン5%割引 |
エポスゴールドカード
エポスゴールドカードとは、ファッションビルなどを手掛けるマルイが発行するゴールドカードです。
通常年会費は5,000円となっていますが、年間50万円以上利用すると翌年度以降は永年無料になり、インビテーションから申し込んだ場合も永年無料で持てます。
通常ポイント還元率は0.5%・利用額に応じて最大1.5%還元でポイントの有効期限が無期限に。
エポスカードで人気があるマルイの10%割引特典のほか、海外旅行傷害保険(最高1,000万円補償・自動付帯)や、国内・海外空港ラウンジの無料サービス、宿泊施設やレストランなどの優待サービスも付きます。
エポスカードゴールドの発行方法
エポスカードゴールドを発行するには、インターネットまたはインビテーション(招待状)の2通りの方法があります。
インターネットの場合はエポスカードの公式サイトから申し込みが可能ですが、エポスカードを持っていない方が新規でゴールドカードを申し込むと年会費5,000円がかかるので注意しましょう。
インビテーション(招待状)が届くのは、年間利用額50万円がひとつのラインとなっていますが、詳細な基準は明かされていません。
インビテーションが届いたら、インターネットの会員ページか、マルイなどにあるエポスカードセンターで申し込み手続きが可能です。
セブンカード・プラス(ゴールド)
セブンカード・プラス(ゴールド)とは、8の付く日にイトーヨーカドーで5%割引となるなど、セブン&アイグループの店舗で利用するとお得になるゴールドカードです。
年会費は永年無料、電子マネーのnanacoが使えてチャージでもポイントが貯まり、ゴールドカードなら国内ショッピングに対しても年間100万円までのショッピングガード保険が付くようになります。
通常ポイント還元率は0.5%・セブンイレブンやイトーヨーカドーでは1.5%となるのがメリットです。
旅行保険や空港ラウンジサービスは付きませんが、ショッピング用のカードとしては使い勝手の良いカードです。
セブンカード・プラス(ゴールド)の発行方法
セブンカード・プラス(ゴールド)の発行方法はインビテーション(招待状)に限られ、自分で申し込むことができないカードです。
インビテーション(招待状)が届く条件は、セブン&アイグループでの年間利用額が60万円または全体の利用額が年間100万円といわれています。
イオンゴールドカード
イオンゴールドカードとは、イオンやマックスバリュなどを展開するイオンが発行しているゴールドカードです。
年会費無料・通常ポイント還元率は0.5%、イオンの対象店舗は倍の1.0%のポイントが貯まり、お客さま感謝デーは5%割引になります。
ゴールドカードには自動付帯の海外旅行傷害保険と利用付帯の国内旅行傷害保険が付き、イオンラウンジや羽田空港のラウンジが利用可能に。
ETCカードや家族カードも無料で作れます。
イオンゴールドカードの発行方法
イオンゴールドカードは、直近年間ショッピング利用額が100万円以上であればインビテーション(招待状)が届いて申し込むことができるカードです。
毎月10日を基準として直近12か月分の利用額が集計され、ゴールドカードの発行対象となる場合は翌月の中旬ごろにインビテーション(招待状)が届きます。
その他にも、イオンカードが定める基準をクリアすれば発行できますが、その発行基準は明かされていません。