ブラックリストでも作れるクレジットカード

ブラックリスト状態になると、審査に通るクレジットカードはほとんどないのが現状です。

審査が通らない人のほとんどは「ブラックである」と思い込んでいるだけの人も多く、審査難易度が低いといわれるカードを選べば審査通過するケースも多いです。
延滞などで確実にブラックという場合、審査通過は難しいですが、家族カードなど作れるクレジットカードも存在します。

ここでは、ブラックでも作れるクレジットカードや、同様に使えるカード、なぜか審査落ちしてしまう人の原因について解説していきます。

ブラックになるとクレジットカードの審査に通らない

過去の支払い遅延や、繰り返しの延滞があると個人情報信用機関というところに「異動」という情報が残り、いわゆるブラックリスト状態となってしまいます。

ブラックになった内容によりますが、大体1〜5年の期間は記録が残り続けるためその期間はクレジットカードの審査にほとんど通らなくなります。

ブラックだと思い込んでいるだけの人も多い

インターネットを見ていると「ブラックだけど審査に通った」という書き込みなどが見られることも多いですよね。

この場合、「審査落ちが続いたのでブラックだと思い込んでいる人」や「ブラック期間があけてブラックじゃなくなった人」などがカードを申し込みしてタイミングよく審査に通ったというケースが多いです。

支払いを遅延したことで「ブラックになったのでは?」と思う人も多いですが、気づいた時点で支払いをすれば数回の遅延でブラックになることは考えづらいです。

心配な人は一度個人情報信用機関に自分の情報を開示請求してブラックになっているかどうか調べてみるといいでしょう。

ブラックリストになってしまう条件

1度や2度の遅延でブラックになるというのはあまりないですが、具体的なブラックの原因として考えられるのは以下の通りです。

  • カードを強制解約になった
  • 自己破産などの債務整理をした
  • 3ヶ月以上の遅延または61日以上の延滞
  • 1ヶ月に3枚以上のカード申し込み

基本的に「ブラックリスト」と呼ばれますが、実際にブラックになった人が一覧で保管されているようなことはありません。

債務整理や延滞などの金融事故が発生した時点で個人情報信用機関に「異動」という文字が残り、その状態を一般的に「ブラックリスト」と呼んでいます。

ブラックになった内容によりますが、5年〜10年はブラックとして記録が残り続けてしまいます。

カードを強制解約になった

以前持っていたクレジットカードが強制解約になった人は、同時にブラックになっている可能性があります。

強制解約の理由としては、カード利用可能枠の現金化など不正利用と判断された場合や、繰り返しの遅延で悪質と判断された場合に強制解約になることがあります。

社内ブラックになっている

過去に強制解約となってしまった場合や、自己破産や任意整理などの債務整理を起こした場合、カード会社独自の「社内ブラック」となっている可能性があります。

社内ブラックとは、各カード会社が独自に保管する情報です。
この状態になると、個人情報信用機関でブラックどうかに関わらず同じ会社のクレジットカードを作るのは半永久的に無理という状況になります。

また、「社内ブラックかどうか」や、「待てば社内ブラックが消えるかどうか」などは問い合わせしても一切教えてもらえるものではありません。

もし心あたりがあるのであれば、その会社のカードは避けて申し込みしましょう。

過去に自己破産や債務整理をした

過去に債務整理と呼ばれる以下の手続きを行なった場合は、確実にブラックになってしまいます。

  • 自己破産
  • 民事再生
  • 任意整理
  • 過払金請求(※)

※過払金請求をして借金が相殺された場合はブラックにはなりません。

自己破産の場合は10年間、任意整理の場合は5年間と長い間はブラックになるので、普通のクレジットカードやカードローンの発行はほぼ無理な状態だと言えるでしょう。

3ヶ月以上の遅延または61日以上の延滞

過去に支払いの遅延や延滞があった場合、ブラックになっている可能性は高いです。

「口座に入金を忘れてしまったことがあった」などであれば、支払いを待っている側も予想ができることなので、気づいた時点で支払いをすればすぐにブラックになることはなかなかありません。

延滞が理由でブラックになった場合、5年間は信用情報機関に情報が残ってしまいます。
ブラックの期間は延滞解消から数えて5年なので、延滞がさらに続いてしまうとブラックが消える期間も長引いてしまいます。

まだブラックにはなっていない「ブラック予備軍」の人は、どうしても遅れてしまう場合は無断で遅延せず、支払いの目処などの連絡を入れておくことも大切です。

「遅延した」という事実が記録として残ってしまうことには変わりませんが、連絡があったかどうかも記録としてわかるようになっています。将来の審査になるべく響かないためや信頼感を作るために無断で遅延することはできるだけ避けましょう。

滞納してもブラックにならない支払い

以下の料金は滞納してしまってもブラックにはなりません。

  • 携帯電話の利用料金(※)
  • ガス代、水道代、電気代などの公共料金
  • 税金の支払い

※端末代を分割にしている人はブラックになる可能性があります。
※携帯電話の分割代金は割賦契約というローンと同じ扱いの契約を結んでいるため、延滞するとブラックになるので注意しましょう。

最近の端末代は高いため、料金と一緒に毎月分割する人が多いので、一括で購入した人以外の延滞はブラックの可能性があると頭にいれておきましょう。

また、公共料金をクレジットカード払いにしていて遅延してしまった場合は、「クレジットカードの支払い遅延」ということになるため、やはりブラックになります。

公共料金など遅延することで供給がストップする可能性もあり、良いことはないので、しっかり期日を守って払えるようにすることが大切です。

1ヶ月に3枚以上のカードに申し込み

「数打てば当たる方式で一度に何枚か申し込んだ人」や、「審査に通らなくて順番にどんどん申し込んでいる人」は注意したいケースです。

1ヶ月に3ヶ月以上のカードの申し込みは「申し込みブラック」という状態になっている可能性が高く、いままで延滞などがない人でもクレジットカードの審査通過が難しくなります。

クレジットカードに申し込みをすると「個人情報信用機関」というところにどの会社のカードに何時何分に申し込みをしたという履歴がすべて記録されています。

申し込みがあったカード会社は履歴を見ることができるので、申し込みが多い人は金策目的やキャンペーン目的が考えられるため印象があまりよくありません。

申し込み履歴は6ヶ月の間、信用情報として残ってしまいます。

申し込みブラックになってしまった場合、6ヶ月の期間を空けてから再度申し込みすることで審査通過の可能性があがります。

ブラックでも作れるカード

前述の通り、本当にブラックであればクレジットカードの審査通過は難しいですが、それでも作れるクレジットカードをご紹介します。

SBS Premium Card(DP)

SBS Premium Card(DP)は、あらかじめ入会時に保証金として10万円単位の好きな金額をデポジットとして預けることで、預けたお金=限度額として使えるクレジットカードです。

預けているデポジットの範囲内でしかカード利用できないため、万が一支払いができなくなくなってときはデポジットを支払いとして充当する仕組みです。

そのため、貸し倒れのリスクがなく、信用情報がブラックの人でも作ることができます。

デメリットは以下の通りです。

  • 年会費は限度額によって15,000円〜30,000円と安くない
  • ポイント還元率はあまり高くない

限度額を大きめにしたい場合は、デポジットを高くすればいいですが、限度額によって年会費も高くなります。
預けたデポジットに関してはカード退会時に戻ってきますが、年会費は持っているだけで支払うお金になるので、どのくらい利用するかはよく考えて作る必要があるでしょう。

最低でも10万円のデポジットが必要になるので、まとまった貯金や稼ぎがある人にはおすすめのカードです。

家族カード

家族カードは、基本的に配偶者や生計を共にする家族であれば発行できるクレジットカードです。

基本的に審査はクレジットカードの本会員である家族や配偶者の信用情報で審査されているので、自分がブラックになっていたとしても、家族カードとしてもう1枚発行することができます。

デメリットとしては以下の通りです。

  • 家族が使っているのと同じ種類のカードしか持てない
  • 利用明細は本会員宛にまとまってくるため何に使ったかばれてしまう
  • クレジットヒストリーができない

利用明細がまとまってしまう点や、請求がまとまることになるので使いすぎなどに注意を払って相談しながら使う必要があります。

また、自分が本会員でクレジットカードを作れば「クレジットヒストリー」というカードの利用履歴が残りますが、家族カードの場合は本会員のクレヒスしか残りません。

クレヒスがない=いままでブラックだった可能性などが懸念されるため、将来的に住宅ローンや他の審査の場面で不利になってしまうことがあります。

審査に落ちてしまう原因

「ブラックになるような心あたりがないのに審査に通らない人」や、「延滞が続いてしまったのでたぶんブラックという人」などは実際にはブラックになっていないことも多いです。

ブラックではないのに審査が通らない状態の場合、審査基準があまり高くないカードを選ぶことで審査に通る可能性が高くなります。

属性が低い

クレジットカードの審査ではスコアリングシステムという採点方法で、各項目に点数をつけて合計点が基準に達すると審査に通過できます。
「属性」というのは、年収・勤続年数・居住年数・雇用形態など、いろいろな要素の総称ですが、例えば正社員で勤続年数が長い人は「属性が高い」などされます。

逆に言えば以下のような人は点数が低い傾向があります。

  • 転職や転居をしたばかり
  • アルバイトやパート(非正規雇用)
  • 一定の収入は見込めるが年収が低い

特に若い人の上京などはすべて当てはまる人もいるのではないでしょうか。
しかし、この「ブラックではないけど属性が低い」場合は、審査基準が低いと言われるカードを選んで申し込みをすれば審査通過の可能性があります。

後ほど「審査基準が低いといわれるカード」の見出しでご紹介していきます。

クレジットヒストリーがない

クレジットカードを持っていて普段から利用していると、「クレジットヒストリー」と呼ばれるカードの利用履歴が記録されます。

しかし、いままでカードを持ったことがない人は履歴がまっさらな「スーパーホワイト」という状態になり、クレジットカードなどの審査で不利になります。

若い人がカードを持ったことがないのは普通なので、新卒などの場合はあまり影響することはないでしょう。

30歳を超えて一度もカード作ったことがない人の場合だと、その期間にブラックでカードが作れなかった可能性などが考えられるため、審査で不利になってしまいます。

また、実際にブラック期間を乗り越えたという人も同じようにクレヒスが残っていない状態のため、同じく審査では不利になります。

この場合もまずは審査基準の低いといわれるカードに申し込みをして確実な利用と返済を繰り返すことで良好なクレヒスを残してから欲しいカードにチャレンジする方が確実な方法と言えます。

申込内容に偽りがある

申し込むときに年収や勤続年数などを盛って書いてしまうと、虚構申請と見なされて審査落ちの原因となっている可能性があります。

一度クレジットカードを申し込みすると、以前の申し込み内容などの記録がすべて信用情報機関に残ってしまうので、カード会社が照会した情報と申し込み内容があきらかに違っていれば審査に通らなくなります。

クレジットカードを申し込みするときは、情報は盛らずに真実だけを記入して申し込みしましょう。

他社借入が多すぎる

日本には総量規制という「年収の1/3を超えた貸付をしてはならない」という金融庁の定めた法律があるため、カードローンなどで借入が多いと総量規制の対象となり審査に通らないことがあります。

お金を借りていない人でも、クレジットカードを複数枚持っている人で使っていないキャッシング枠が総量規制を超えていると新しいカードの審査に通らない可能性もあります。

他社の借入に関しても、信用情報を見ればカード会社にわかってしまうことなので、まずは借入を減らすことが近道となります。

キャッシング枠が多いことが原因で考えられる人は、使っていないカードを解約することで新しいカードの審査に通りやすくなるでしょう。

審査基準の高いカードに申し込みしている

クレジットカードにはカードによって申し込み基準や審査基準が違います。
各カード会社の審査基準は公開されていませんが、特にゴールドカードなどは一般カードを長く使っている会員などが優遇されやすい傾向や、一定の年収などがなければ持てないようなカードも存在します。

初めてのクレジットカードや、審査に不安がある人は「審査基準の低い」といわれるカードを申し込んで最低でも6ヶ月間のクレヒス修行をすることをおすすめします。

審査基準が低いカード

ブラックではないけど、アルバイトやパートなどの「属性」で審査に不安がある人や、初めて作るカードは審査難易度が低いものを選ぶことで審査通過しやすくなります。

おすすめの審査難易度の低いカードをご紹介します。

セディナカードJiyu!da!

セディナカード Jiyu!da!は年会費無料のリボ払い専用カードです。

申し込み基準は「高校生を除く18歳以上で電話連絡が可能な方」と高くなく、本人収入がない学生や専業主婦でも配偶者や親の収入があれば申し込みができます。
リボ払い専用というところで迷う方も多いと思いますが、設定を変えれば実質1回払いで手数料のかからない使い方もできます。

独自の審査基準で「属性」よりも「カードを使ってくれるかどうか」に基準をおいて審査してくれるので、なかなか審査に通らない人や初めてのクレジットカード(クレヒスがない人)にもおすすめのカードです。

ライフカードch(年会費あり)

ライフカードは独自の審査基準を持ち、公式みずから「過去に遅延がある方」「初めてクレジットカードを作る方」「審査に不安がある方」と、なかなか審査に通りづらい人を対象にしています。

また、ひとりずつ個別の審査をしてくれるため、ナイトワークなどのお仕事をしていて審査に通らない方にもおすすめのカードです。

年会費は5,000円(税込)と安くはないですが、海外・国内旅行保険やシートベルト損害保険などの補償が充実しているので、旅行や仕事で海外にいくような人でも実用性があります。

注意しておきたいのは、審査に不安があるという方を対象としながらも審査落ちする人は一定数いるので、誰でも審査通過するカードではないということは頭にいれておきましょう。

クレジットカード同様に使えるカード

クレジットカードを作るメリットは「ポイント還元がある」「後払い(分割払い)ができる」「ネットショッピングで手数料が安い」などがありますよね。

クレジットカードに比べれば金額は抑えられますが、プリペイドカードでもポイント還元や後払いができるものや、ネットショッピングでクレジットカード同様に使えるデビットカードなどをご紹介します。

後払い可能!「バンドルカード」

バンドルカードは、未成年でも審査なしで作れるバーチャルVISAプリペイドカードです。

アプリをダウンロードすれば1分程度でカード番号が発行されるので、使う分だけチャージすればすぐにネットショッピングなどで利用ができます。

チャージ方法はコンビニやATMなど様々な方法でチャージできますが、なかでも「ポチっとチャージ」を使えば最大50,000円までの後払いが可能で、翌月末までの好きなタイミングで支払いができます。

最初の限度額は5,000円になっていますが、上限チャージして返済を繰り返して信用が増えることで最大である50,000円の限度額が使えるようになっていきます。

リアルカード(300円〜)を別途申し込みすればVISAカードが使える実際のお店やコンビニ、海外利用も可能になるので用途に合わせて使うのがおすすめです。

後払い支払いに対応!「LINE Payカード」

LINE Payカードは審査なしで誰でも作れるプリペイドカードです。

ネットショッピングだけの利用ならアプリ上だけのバーチャルカードとしても、発行手数料無料でJCB対応のお店で使えるプラスチックカードも発行できます。

チャージして使うことによって、毎月のマイカラー(ランク)に応じた最大0.5%〜最大2%のポイント還元がつきます。

最大のメリットは、LINE Pay が請求書払いに対応したことで「NP後払い」「atone」などの後払い請求の支払いができるようになりました。
普通にコンビニ払いであればポイントはつきませんが、LINE Payで後払い請求書の支払いをすることによって、0.5%〜2%のポイント還元が受けられます。

貯まったポイントは、LINE Payカードの支払いに使えるので、後払いのネットショッピングが多い人に特におすすめのカードです。

ポイント1.0%還元!「楽天銀行デビットカード」

楽天銀行デビットカードは16歳から作れるJCBブランド対応のお店で使えるカードです。

デビットカードは決済と同時に口座の現金が引き落としされるため、クレジットカードのようにお金を借りる審査などなく、楽天銀行の口座が作れる人であれば持てて、クレジットカード同様に利用ができます。

基本的にデビットカードはポイント還元率が低いことがデメリットとされますが、楽天銀行デビットカードは100円につき1ポイントとクレジットカードと変わらない還元率でポイントを貯めることができます。また、貯まったポイントは支払いに使うことができます。

手持ちの現金がなくて困った時に、口座にお金が入っていればデビットカードで手数料もかからず決済できるので1枚作っておくと便利なカードです。