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テレメディスン(遠隔医療)という新たな医療の形態。これにより様々な医療問題が解決する…かも!?

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テレメディスン(遠隔医療)がここ最近注目を集めています。様々なIT(Information Technology)の発達とともに研究・応用が進められてきました。様々な医療問題を解決するかもしれない、新しい医療形態をご紹介します。

テレメディスン(遠隔医療)とは

この、ITっぽくてトガった言葉、「テレ(遠隔)」+「メディスン(医療)」に分かれることはお察しの通り。「通信技術を活用した健康増進、医療、介護に資する行為」を言います。

実はテレメディスン、1990年代終わり、今みなさんのスマホで使っている「LTE」電波の約500倍遅い、「INSネット64」という電波の時代から実用化されていました。スマホ使いすぎで通信制限がかかったときの半分の速度と言ったら分かりやすいでしょうか。

テレメディスンの2つのタイプ

遠隔医療をする医師

テレメディスンには2つのタイプがあります(画像はWikipediaより)

1、Doctor to Patient (D to P)

ビデオチャットなどを通して、映像や音声で医師が直接患者さんを診るといった方法。

なかなか病院に行けない妊婦さんは、モバイルの胎児心拍波形・陣痛を読み取る機械を使って胎児の様子を伝送し、遠隔の医師と胎児の様子を共有できるようなサービスが実用化されてきた。

2、Doctor to Doctor (D to D)

主に「主治医」と「専門医」の間で、医療用画像を伝送して、より高度な助言を受けるといった方法。

これまでによく用いられてきたのは、このD to Dタイプです。例えば、CTやMRIからの画像を送信して、専門医に読影してもらう遠隔放射線診断、手術中に患者から採取した病理組織画像を伝送し、遠隔地で病理診断を行う遠隔病理診断、といったものがあります。

この遠隔病理診断のおかげで、病理医のいない病院でも手術が可能となりました。そして、病理組織の採取と治療のためという2回にわたっての手術が、迅速な病理診断が可能となったことで1回で済むようになりました。

テレメディスンのこれから

富士キメラ総研によると、国内遠隔医療システムの市場は、2020年には2014年の2.0倍に拡大されると予想されています。

これまでは、Doctor to Doctor (D to D)が主に実用化されてきました。これからはさらに病院間のつながりを強くしていくと共に、Doctor to Patient (D to P)が進化して、我々の生活に浸透していきそうです。

それは、スマホやタブレットやwifi環境の発達により、簡単にオンライン環境にアクセスできるようになったこと。つまり、ITが我々の生活に深く浸透してきたことによるものが大きいです。

かなり進んでいるアメリカでのテレメディスン

アメリカでは、この分野のサービスがかなり進んでいます。

Plush Care, American Well, Doctor on Demandといったサービスではまず、患者さんがiPadなどのタブレットからアプリを立ち上ます。そして、話したい内容を選んで最後に医師を選ぶと、ビデオチャットで医師に診察を受けれます。(約10分で40ドル〜49ドル)

そのほかにも、様々なデバイスを用いた遠隔医療サービスとして、このような画期的なものが実用化されようとしています。

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大変面白い記事なので、ぜひ一度ご覧ください。

なぜ日本で浸透しないのか

国会議事堂

日本の政治の中心、国会議事堂     (画像はWikipediaより)

一方の日本では、なかなかこういったサービスが我々の生活に浸透してきません。それは医療制度としての遠隔医療がまだ浸透していないからです。医師法第20条には無診察診療の禁止が書かれています。しかし、厚生労働省は2011年にこの部分のこの部分の解釈の見直しをし、大幅な規制緩和を行いました。しかし、その規制緩和はあまり医療現場には届かず、なかなかテレメディスンの件数が伸びませんでした。

また、日本では国民皆保険制度があり、全国民が安価に医療を受けることができますが、遠隔医療において保険をどう適応していくかなど議論していくべきところは多いです。

つまり、技術的な問題ではなく制度的な問題、そして我々の認知の問題であります。

まとめ

遠隔医療に使用されるドローン

Drone(画像はWikipedia commonsより)

しかし、この遠隔医療をもっと様々な人に認知してもらえば、スマホやタブレットなどのデバイスを用いてオンラインで医療行為が受けられるようになる日は近いと私は思っています。

例えば、人間がパソコン類を使用して入力したデータ以外に、様々なモノに取り付けられたセンサーが人手を介さずにデータを入力し、インターネット経由で利用される「IoT(Internet of Things)」によって患者のデータが入力される。

また、オンラインで診療された処方箋をドローンが家まで運んでくれたり、医師がいない地域でドローンがモニターを運んでくれて、そのモニターで遠隔医療を受けられるようになる。そんな未来だったら面白くないですか!?

〈参照〉
日本遠隔医療学会図説・日本の遠隔医療2013遠隔医療の現状と課題

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