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花粉症対策としての「片づけ・掃除」

公開日: : 最終更新日:2015/02/18

花粉症対策といえば?

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スギ花粉の季節が近づいてきました。日本におけるスギ花粉症(以下、花粉症)は増え続けており、1998年から2008年までのあいだに有病率が約10%も増加したといわれています。「毎年つらい症状に悩まされ、色々な対策をしているけれどイマイチ効果が実感できない」という方が非常に多いと思います。

私の家族も全員、花粉症です。少しでも症状が出ると薬を飲んだり、良いとされる食べ物や飲み物を試したり、新しいグッズを買ったりしています。本格的に花粉が飛び始めると、「花粉を部屋に入れないため」といって窓やドアを閉めきってしまいます。

そんな家族を見ていて、もったいないと思うことがあります。せっかくセルフケアに努めているのに、大切な「片づけ・掃除」を忘れているのです。代わりに私が掃除をしても、片づいていない部屋を隅々まできれいにすることはできません。

「片づけ・掃除」を忘れがちなのは、私の家族だけではないようです。花粉症についてインターネットで検索してみると、以下のようなサジェストがありました(2015年1月30日)。
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やはり、セルフケアで注目されているのは「食べ物」「飲み物」であることが伺えます。「片づけ」「掃除」は、あまり検索されていません。

「常識だから、わざわざ調べないんじゃない?」というのも一理あります。しかし、花粉症を意識して部屋を片づけて、隅々まで掃除している人は、それほど多くないような気がします。

そこで今回の記事では、
「花粉の少ない快適な空間をキープするために掃除をしよう」
「掃除する前に片づけを終わらせよう」

という提言をさせていただきます。

「掃除」は診療ガイドラインに載っている

私は、だいぶ前から「何となく花粉症に効きそうだから」という理由で掃除をしてきました。本当に効くのかどうか気になったので、花粉症に関する診療ガイドラインを読んでみました。

以下、『鼻アレルギー診療ガイドライン2013』および『アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン第2版』からの抜粋です。参考のため、掃除以外の対策もあわせて載せておきます。

<スギ花粉の回避>
1. 花粉情報に注意する。
2. 飛散の多い時の外出を控える。外出時にマスク、メガネを使う。
3. 表面がけばだった毛織物などのコートの使用は避ける。
4. 帰宅時、衣服や髪をよく払ってから入室する。洗顔、うがいをし、鼻をかむ。
5. 飛散の多い時は窓、戸を閉めておく。換気時の窓は小さく開け、短時間にとどめる。
6. 飛散の多い時のふとんや洗濯ものの外干しは避ける。
7. 掃除を励行する。特に窓際を念入りに掃除する。
(鼻アレルギー診療ガイドライン2013)

室内に入った花粉を除去するためには、電気掃除機による定期的な掃除が大切である。
(アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン第2版)

屋外の花粉はマスクやメガネでしのぐしかないけれど、室内の花粉は掃除で減らすことができる、ということがわかります。「窓際を念入りに」「電気掃除機による定期的な掃除」がポイントのようです。

どんなに花粉が多い日も、せめて自宅ぐらいは快適な空間にしておきたいものです。

掃除の前に片づけを終わらせよう

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いざ掃除をしようとすると、なかなか思い通りにいかないかもしれません。仕事が忙しい上に、料理・洗濯・その他の家事に追われていれば、どうしても掃除は後回しになってしまいます。

ただ、掃除に時間がかかったり、やる気が出なかったりする主な理由のひとつは「部屋が片づいていないこと」であると私は考えています。本や書類、脱いだ服、ビニール袋、携帯の充電器などが床に落ちていると、掃除機をかけるのは大変です。かけたとしても不十分になりがちで、気分も晴れません。

逆に言えば、片づいている部屋の掃除は簡単で、すぐに終わります。
効率よく花粉を除去するために最も重要なのは、掃除の前に片づけを終わらせることです。

ここで「片づける時間がない、やる気が出ない」という問題が浮上しますが、片づけにはコツがあります。個人的には、
・不要なものを捨てることから始める。
・掃除のしやすさを重視してシンプルに収納する。

の2つが原則だと思っています。

「今日こそ片づける!」という意気込みがなくても、不要なものを捨てるだけで部屋は片づいていきます。

まとめ

花粉症は、実に多くの人を悩ませる健康問題です。あまり苦しいときは無理をせず受診すべきだと思いますし、薬を飲むのも良いと思います。

セルフケアも多種多様で、どの方法が合うかは人それぞれだと思いますが、「片づけ・掃除は、もっと注目されてもいいのでは?」と感じたので記事を書かせていただきました。花粉症で苦しんでいる方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

<文献>
・鼻アレルギー診療ガイドライン作成委員会:鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2013年度版(改訂7版). ライフ・サイエンス.
日本眼科学会:アレルギー性結膜疾患診療ガイドライン(第2版)(pdf閲覧可)

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