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実習で使える!?医療学生の僕がヒッチハイクをして得られた3つのスキル

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 画用紙とマジックさえあれば、僕はヒッチハイクでどこへでも行けるんだ!

5日間の旅を終え、最後の車を見送った僕は、妙な充実感に浸っていた。

そう、八王子~名古屋~大阪~徳島~岡山~神戸~京都~八王子と、薬学生の僕はヒッチハイクの旅に出たのだった。

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なぜ、薬学生がヒッチハイクをしたのか?

昨年の3月、僕は1週間の休みを貰い、「3年ぶりに旅友達と関西で会う移動手段として」ヒッチハイクの旅をしてきた。ヒッチハイクをした理由は、お金が無かったこともあるが、好奇心とネタ作りと言っても良い。

youtubeで電波少年のヒッチハイク企画をみたり、旅人のブログを見るうちに、果たして本当に出来るのか?自分で試してみたくなってしまったのだ。

どこか憧れていた節と、人とは何か違うことをしたい!という僕の好奇心が突き動かしたのかもしれない。

この記事では、ヒッチハイクのコツや旅の記録は書かない。
そこら辺はググって探すか、個人ブログを見て欲しい。
初めてのヒッチハイクで西日本に行ってきた

医療学生としてこの経験を書いてみたくて記事にすることにした。
この記事を読んで、ヒッチハイクに挑戦してみても良いし、何か行動するキッカケになれば嬉しい。

 

運転手への自己紹介でプレゼン力を鍛える

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ヒッチハイクをする際に、重要なのは乗せてくれた運転手への自己紹介でどれだけ信用を掴むかである。

興味を持ち、止まった車は大体、「どこまで行くの?」「何してるの?」と声をかけてくる。
その短い時間で、行き先簡単な自己紹介を伝え乗せて貰う。ちょっと迷っている場合はヒッチハイクをしている理由を加えると良い。

そして、載せて貰ってからが勝負。プレゼンタイムがスタート。

運転手に対し、自己紹介ヒッチハイクをしている理由今までのルートと行き先の3つを伝える。
自己紹介で相手が気になるフレーズを入れておくのがコツ。
「薬学生」「大学生」「友達に会いに」などのワードや、運転手の人が後に話題に出しやすそうな言葉を自己紹介に交えていた。ここで、信用を掴んでおくと、車内の雰囲気も良くなり、会話もスムーズに進んでいく。

どこから来たのか、どこに行くのか、なぜヒッチハイクをしているのか。
色々なことを話していく。

しかも、これを乗る台数分行うのだ。最初はぎこちなかった説明も、どうしたら端的に相手に伝えられるのかが次第に理解出来るようになってくる。

これは、プレゼンをする時も同じではないだろうか?

同じことを時間制限の中で言うのも、何回か繰り返すことでどこを強調した方が良いのか、コツを掴んでくる。
ヒッチハイクはプレゼンの練習を、特に自己紹介を練習出来る非常に良い場となった。

 

ヒッチハイクによって傾聴が鍛えられる

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自己紹介をして、一通りの話題が終えると、だいたいの場合お互いの話に移る。自己紹介で話したことに対する共通点だったり、僕が「仕事はどんなことをしているのですか?」と質問し、運転手のことを聞いていくのだ。

ヒッチハイクで乗せてくれる運転手は、基本的に長距離を運転する1人の乗用車の方である。話し相手に、気晴らしに、興味本位に乗せてくれる。そこでの話の割合は、運転手7:僕3くらいだろうか?これは、人によって違うかもしれない。

僕の場合はヒッチハイクをすることで、多様な仕事の話や、人生観を得ることも1つの目的であるため、様々なことを聴く。

そして、運転手の方は、「若い人の話を聞きたい」と思っていても、意外と自身の会社の愚痴や家族のことについて話をしてくれる。

そこで必要なのは、傾聴。

ヒッチハイカーは、運転手に何も支払うことが出来ない。だからこそ、降りた時に”乗せてよかったな”と思ってもらえるように様々なことをする。その1つが聴くということ。

車に乗せて頂く時間は数時間に及ぶ。この時間を不快に感じさせないため、自分自身の知見のために、そして、運転手さんに気持ちよく話して頂く為に、聴く。

 

ヒッチハイクで、”質問”の面白さと難しさを知る

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傾聴に続くが、もう1つヒッチハイクをしていて、感じたことの1つに質問力がある。

数時間の中で話題を引き出すため、幾度となく質問を運転手に投げかける。

「仕事はどんなことされているのですか?」
「なんで今の奥さんを選んだのですか?」
「一番面白かったバイトは何ですか?」

どんな質問を投げかけるかによって、どんなことでも話してもらえる。
僕の場合は、働くということ、結婚観、人生とは、について良く聞いていた。

特に、運転手ごとに同じ質問を投げかけるのが好きだった。
自分の知らない仕事を知る。男としての結婚観の違いを知る。お小遣い制の辛さを知る(笑)

ヒッチハイクは質問力が、僕に無限の知識を与えてくれる有用なツールだと感じさせてくれた。

 

全てが医療に繋がっていた

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これまでにあげた3つのこと。
プレゼン、傾聴、質問力。
これらは、医療に密接に関わってくることではないかと思う。

患者さんへ自己紹介をしつつ、自分との共通のテーマを探っていく。
様々な話を聞き、雑談から体調や疾患に関わる情報を引き出していく。
どんな質問をするかによって、得られる情報の質が変わってくる。

実習を通して気づいたことだが、これらの要素は医療現場で非常に有用になってくる。

実は、医療と関係のない経験や体験が、結びついている。
点と点は繋げば線となり、自身を形成していく。

より良い医療者になるためには、専門的なことも必要だ。しかし、それ以外の経験も多くのことを僕たちに与えてくれる。それが、いずれは何かしらの形で患者さんへ還元出来るのではないだろうか?

下記のスティーブ・ジョブズのスピーチを引用した記事も合わせて読んでほしい。
点と点をつなぐのか、ビジョンを掲げてマイルストーンを置くのか?

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