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人生を編集する時代を楽しむために

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気づいたら、あっという間に大学生活も折り返し地点を過ぎていました。M-Labo発起人の内原です。

先日M-Laboのコンテンツの方向性を模索していた時、たまたまこの記事(サイバーエージェントには「編集力」が足りない:イケハヤ書店)に出会い、編集力の重要性を痛感しました。

そこで、ちょうど記事最後に紹介されていた「はじめての編集」という本がとても面白かったので紹介します。

 

はじめての編集 [単行本]
菅付雅信
アルテスパブリッシング

企画を立て、人を集め、モノをつくる

「編集」と聞いて、皆さんは何をイメージされるでしょうか。

著者は、編集を次のように定義しています。

「編集=企画を立て、人を集め、モノをつくる」

個人的には雑誌や新聞などをイメージしていましたが、この定義だと広告や映画なんかもあてはまりますね。

民主化された編集

昔々、編集されたものは「一点もの」でした。
洞窟の壁画やそこに描かれた象形文字や図案、聖書、日本の絵巻物などが代表例です。

文字

しかし、印刷技術の発明以来、編集物は一気に大衆のものとなります。本、新聞、雑誌が大量に複製され、その後もラジオやテレビ、インターネットとマスメディアが発展していきます。

そして今。ブログやツイッター、Facebookで文字や画像を編集しながら私たちは生きています。編集は民主化され、みんなのものとなりました。
良いか悪いかはまだ分かりませんが、生きていく上で以前よりも高い編集力が求められる時代を迎えたのではないでしょうか。

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僕も、このM-Laboを有志の仲間と共に昨年11月に立ち上げて以来、自分の編集力の低さを痛感しています。
なんとかこれを良い機会だと捉えて、試行錯誤していきたいです。

編集こそが新しいきまりをつくる

僕は大学で医学を学んでいますが、どうやら僕らがこれから担う医療・社会保障というフィールドは、超高齢化社会を前にお先真っ暗なようです。

老人の老人による老人のための政治 – 『社会保障亡国論』(池田信夫氏の記事)

少し大げさなようですが、今こそ、20年後現場の中心で働く僕らの世代が知恵を絞り、これまでの固定概念を捨てて、ほしい未来について考える時なのかもしれません。

そのとき、”新しく魅力的な「きまり」を創る”作業が生じてくる訳ですが、これを成す上で大切なポイントが、本の最終章に分かりやすくまとめられています。

「アートとは、知覚において、古いきまりを壊して、新しいきまりをつくること」

「古いきまりを壊すには、それをしっかり知らなくてはならない」

「壊すには、外からの力、イメージ、アイデア、人脈が必要。物事は内側からだけでは壊れない。日本の鎖国と同じ。外部性を取り入れることで自らを変革、アップデートできるかが肝心」

「だから、過去を知ることと、外を知ることが大事」

まだあまり医療についての先入観のない僕らならではの発想で、人生のみならず、社会の在り方まで編集できたら最高ですね!

他にも、

・良い企画とは何か
・編集におけるイメージやデザインの重要性

など丁寧に書かれているので、これから何かプロジェクトを立ち上げたい、いま取り組んでいる活動が行き詰っている人にはとってもタメになる一冊かと。

はじめての編集 [単行本]
菅付雅信
アルテスパブリッシング

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