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政治の現状を変える手段は自分でつくる!ーNPO法人YouthCreate代表 原田謙介

公開日: : 最終更新日:2014/04/03

【新企画 M-Labo Social】 

NPO法人YouthCreate代表の原田謙介さん に、「医療×政治」で、お話を伺っていきました!

 

みなさま、お待たせいたしました!

M-Laboリニューアル致しまして、運営一同、みなさまに新しい情報をお届けしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします!

さてさて、始まりと同時に、新企画をお届けします! 

医療ももはや、政治とは切り離せない!?医療学生が聞いた、政治現状についてのお話です。

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こちらの方は、クールでイケメン!! 若者と政治をつなぐ活動をしていらっしゃる、NPO法人YouthCreate代表の原田謙介さんです。 

原田さんは、地方議員と若者の交流会「VotersBar」の全国展開や、都知事選の際の候補者と有権者のTwitterコミュニケーション企画「ASK TOKYO 2014」の開催や行政・企業とのコラボ企画等を実施するなど、「若者と政治をつなぐ」をコンセプトに活動しています。

他にも、zero選挙2013に出演し、内閣府子ども・若者育成支援推進点検・評価会議委員をしています。

なんと、原田さんは学生時代から活躍されており、大学3年時に20代の投票率向上を目指し「学生団体ivote」を設立。さらに、卒業後の2012年4月インターネット選挙運動解禁を目指し「One Voice Campaign」を立ち上げ、全国での講演を行うなど、政治に対する思いは半端ではありません。

座右の銘は、「年中夢求!」

今回は、医療系学生である私達にとってなかなか接点の持ちづらい政治という視点で、貴重なお話を聞かせて頂きました。

医療学生がなかなかお話を聞く機会はないと思いますので、ぜひお楽しみください!!

 

★M-LaboSocial インタビュー企画の概要はこちら!★

 

原田さん、今日はよろしくお願い致します!

 

今日本では、若者の政治的無関心という現象が起こっているのはなぜでしょうか? 

「実は、若い人が政治に興味を持たないのは日本だけの問題ではないんです。

高齢化が進むにつれて、若者が政治を持たなくなるのは先進国では当たり前のことなんですよね。でも、20代と70代の投票率の差がどの国よりも日本は広いんです。それが他の国との大きな違いで、問題になっています。」

 

ちなみに、日本において20代と70代の投票率の差がどの国よりも低いのはなぜなのでしょうか?

「 まず、日本の若者は、政治が変わっても現状は何も変わらない、と思っているからです。

政治が変わって大きく変わる国の例として、台湾では、政権が変わると中国寄りになるか中国と距離を置く側になるかといった変化があります。でも、日本では政権が変わったからといって大きな変化がありません。

 よくも悪くも、政治によって生活が大きく変化した時代に生きた経験のない若者たちは特に、労力をかけて投票に行く必要がないと思ってしまうのは当たり前の現象かもしれません。

  次に、政治は難しいからです。20歳になって投票権をもって、投票しましょう!と言われても、政治の問題や政治への関与方法など細かい事は学んでいないから行動しにくいですよね。

  さらに、政治は汚い、というイメージがあります。確かに、「政治」という言葉を聞いてプラスのイメージを持つ人が少ないです。口先だけでごちゃごちゃ言うだけで、内輪でやっているだけというイメージがあります。

  そして、20代のの6~7割は現状に満足しているのも理由の一つです。これは驚くべきアンケート結果で、日本は現状の生活に恵まれているってことなんですよね。現状に満足してしまっているということは、問題に目がいかないうえに、現状の生活を変える手段さえ知らないままになってしまいます。

今の若者は、そういう手段は降ってくるものだと思っています。 」

 

 このような厳しい現状の中でも、原田さんは、政治について何も知らない若者に対してフランクな関係で政治について知ることができる機会づくりとしてイベントを開いているのですね。

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イベントを開き続けてみて、政治に興味をもつための場づくり手ごたえのほどはどうですか?

「イベントを開いたら開いただけ、政治に興味がある人を増やしている自信はあります!

 潜在的に政治に興味がある人はたくさんいるということが分かりました。今までは気楽に政治について議員と一緒に話す場所があまりにもなさすぎただけで、政治について本当は知りたくて聞きたいのに、なかなか聞けないのが現実でした。だから、気軽に聞ける場所をつくる必要があると思っています。

 YouthCreateのイベントに来てくれなかった人でも、口コミで広がったりして新しい友人を連れてきてくれる利用者もいますし、イベントの場所以外でも話す人もいるので、だんだん広がってきていると思います。

 ただ、若い世代が政治に関心を持ち、今までの制度で成り立っていないということに気づき、日本や社会全体に対して声を上げる点に関しては、まだまだ足りていないですね。」

 

手ごたえがあるということは、大変すばらしいですね!ただ、まだまだ政治に対する若者のが足りないのは、若者がまだまだ政治に興味関心を持てていないということだと思うのですが・・・私達のこれからを決めるのは私達なのですね。

 

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今の医療系学生が、まず政治について知るべきことってなんですか?

「医療制度についてきちんと知ることじゃないでしょうか。医療関係者がどれくらい勉強しているかは知らないですが…!(笑)

 医療は、経済関係に関しては特殊で、制度を医療者ではない第三者が決めているという側面があります。

 みなさんも、学生として医療の現状を学んで、違和感を感じているからこうやって動いていると思うのですが、就職してからも同じです。制度を知らないと、現場に出て何か疑問を持った時の解決手段を知らないままになってしまいます。疑問を見つけるには、海外との比較も有効手段だと思います。

 あと、どの世界でも、入って5年もすればその世界に慣れてしまいます。だからこそ、違和感を感じた時にできるだけ早く、自分の感覚と制度がずれているのかを徹底的に考えて、落とし込んでいくことが大切なのだと思います。

 さらに、医師会・看護師協会は、それぞれ政治団体であり、そこでの決定事項によって、若い医者が損をしたり、地域医療が崩壊してしまったりする恐れもあります。なので、若い世代も関心を持っておくべきだと思います。」 

 

逆に、政治関係者はどれくらい医療の実態を知っていて、危機感を感じているのですか?

「医療業界のことは、かなり知っていると思いますよ。

医療と年金問題に関しては高齢者が多く関わっているし、選挙も高齢者が多くいっているので、高齢者に関わることは議員は良く知っています。だから、制度に関しても詳しいはずです。詳しいということは、危機感はものすごくあるということだと思います。」

 

原田さんが、政治に興味をもったきっかけとはなんでしょうか?

「一番最初に政治を意識したのは、高校2年生の文理選択の時でした。

その時に将来の就職についてちらっと考えた時に、一つ目の理由として、世の中のいろんな人に関われる職業に就けるのは、なんとなくいろんな人に会えるのが弁護士や政治家なのかな?と思ったんですね。

もう一つの理由は、政治家のイメージは体育祭の実行委員長とかの延長上の人たちだと思っていたので、まさに自分だと思ったからです。」

 

 

その時から政治に対しての知識があったり、周囲に政治に精通した人がいたりしたのでしょうか?

「いや、家族が政治に詳しい訳でもなく、政治の話しで盛り上がる訳でもなく、知り合いの議員がいる訳でもなかったです。」

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では、政治の中身について大学生から学び始めたのですか?

「そうですね。現場で政治を学ぶのが一番早いと思っていました。大学から東京に出てきて、大学の合格決まった時のテンション高い時期に、期待感にあふれて、なんでもやってやるぞ!って思って(笑)

よし!じゃあ議員のとこで学ぼう!って思って、自宅の近くに貼ってあるポスターに載っている国会議員に電話をかけて、国会議員の元でインターンをしていました。」

 

上京してすぐに・・・!すごい決断力ですね!

未来は切り開くもので、現状の生活を変える手段は待っているだけでは手に入らないのですね。

 

そのインターンはどのくらいの期間やられていたのですか?

「頻度は週末だけとか、午後だけどとかいろいろあったけど大学1年~2年までの2年間ですね。」

 

そこで政治についての仕組みについて理解を深めていったんですね!

「そうですね!そこで3つ感じたことがあります。

1つ目は、国会で議論されたものが次の日のトップニュースになるということです。インターンを通して、自分が政治の仕組みとか、政治の大切さとか、政治の中身とかを知っていくうちに、政治は大きな力をもっているんだ、と思うようになりました。

2つ目は、とにかく政治家ってすごく真面目で、もちろんそれ関わる秘書の方とかスタッフもみんな真面目で政治にきちんと向き合っているというということですね。

3つ目としては、すごく狭い世界でやっている、ということです。

私が国会議員のところでインターンしていた時も、いろんな人が毎日会いに来ていましたが、若い人が来ることなんてなかったですね。

それでも議員は、若い人たちのためと言いながら政治の話をしていました。でも、どれくらい若い人たちの考えを知っているんだろう?と思いましたね。毎日会うのは、若者ではなく、60代以上の人の高齢者ばかりなのに。

高齢者は応援がてら直接会いに来たり、直接悩みや相談をしに来たりするんです。投票率以外のところでも関わりが多いから、若者よりも高齢者の意見を優先してしまうのは普通のことかもしれません。

その結果、若い人が一番関係する、日本の30年後、40年後は政治の世界の人たちにはなかなか見えていないんだろうな、と感じました。」

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なぜ、学生団体ivoteやNPO法人YouthCreateを作ることになっていったのでしょうか?

 「私の大学の同期とか地元の友達が、もちろん投票にも行っていませんでした。それで僕が政治家のところでインターンしてる話をしても当然だけど盛り上がる訳でもありません。

でも、10年後がバラ色だとは誰も思っていません。

これを解消するためには若い人たちに政治に関心を向けてもらって、投票率を上昇させていくことが必要だな、と感じ、とりあえずやってみよう!ということで、学生団体のivoteを設立しました。長く続けるつもりはなかったのですが、今も後輩たちが頑張ってくれています。」

 

そういう背景があったんですね。では、ivoteのメンバーの6名の方はどのようにして集められたのですか?

 「このメンバーを集めるのにはインターンやサークルのイベントに参加する中で仲良くなり、考えを共有していくうちに集まりました。だから、メンバー集めには苦戦した記憶はなかったですね。」

 

活動する前からいろいろなところで友達を作っていたからスムーズにできたんですね!

 

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★今回のインタビュアー/考察記事★

・聖路加国際大学(旧聖路加看護大学)看護学部 新4年 松井晴菜 
「医療学生が政治に興味をもつことで、医療は変わるのか?」

・昭和大学3年保健医療学部看護学科 新4年 渋谷茂 
「なぜ私たちは行動に移すことができないのか?」

 

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