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震災から3年。医療学生の私たちにできることは学び活かすこと

公開日: : 最終更新日:2014/04/29

2011年3月11日 2時46分18秒 東日本大震災発生
日本を未曾有の大震災が襲った。

「風化」

 先日、有楽町駅周辺で、震災復興のための募金活動を大学生20人ほどと行いました。
募金活動を行う中で、「今、被災地はどうなの?復興すすんでいるの?」と、声をかけてくださる方もいらっしゃいましたが、すごく少数。
大抵の方は、見て見ぬふり。
これが【風化】なんだな、と改めて感じました。
 

「復興」に答えなんてない

 
私が初めて、被災地を訪れたのは震災から1年半以上経った2012年の冬。
学生30人・社会人15人の合計45人で行くボランティア合宿でした。
 
自分が想像していた『被災地=瓦礫の山』というイメージとは異なり、『原っぱ』のような印象を受けました。
「この土地、もともと原っぱだったんじゃないかな?」と、震災前を知らない私は思ってしまうほどでした。
 
被災者の方々のお話を聞くに連れて、なんとなく「大津波が襲ったんだ・・・」と思えるようになりましたが、自分の実体験ではないのでどうしても腑に落ちない。
 
それから自分なりの答えを出そうと、被災地にも何度か足を運び、震災系のワークショップにも参加しました。
自分なりの答えは、被災者の方との対話、共に被災地を訪れた仲間との対話で生まれてきました。
しかしそれが「正解」なのかと聞かれたら、私は「違う」と答えます。
置かれている状況のちょっとした違いで、被災者の方の求めているものも全然違ったものになります。 

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今、被災地で求められていることは「忘れないこと」

 
被災地の現在の状況は、大方の瓦礫は片付き、スーパーやコンビになども出来ている。
しかし、未だに避難をしている方の数は27万人。
狭く、寒い、仮設住宅などでの生活を余儀なくされています。
 
長く、終わりの見えない、生活を強いられている方々の中には、精神疾患などに罹る方が多くいます。
そのような方々を救おうと北海道から被災地・陸前高田で医師をされている方もいます。
 
それでは実際、私たち(被災地ではないところに住み、復興支援以外にも自分のやりたいこと・やるべきことがある人)には何ができるのか?
 
それは、「震災を忘れないこと」です。
まだ、被災地を訪れたことのない人は、一度でいいので訪れてみてください。
被災地を訪れたことのある人は、もう一度、被災地を訪れてみてください。
 
東北では、心の温かい人たち、美味しい食べ物、美しい風景が待っています。

 

 

医療従事者としての防災

震災から3年が経ち「風化」が進んでしまうのは、致し方ない部分もあるかもしれません。
しかし、一番大切なことは、震災から学んだことを、次は自分たちへ活かすことです。
 
30年以内に高い確率で起こると言われている「南海トラフ地震」「首都直下型地震」
東日本大震災から3年が経ち、自分自身を含めた多くの人が震災直後に行っていたであろう防災を忘れてしまっているのではないでしょうか?
南海トラフ地震では東日本大震災の16倍の32万人の死者数が予想され、首都直下型地震では首都圏の人口3500万人のうち700万人が避難者になると予想されています。
自分がその中に入らないなんて保証はどこにもありません。

私たち医療従事者は「被災者」になってしまってはいけません。

震災が起きたときだからこそ、「命を救う」ということに徹していかなくてはなりません。
だからこそ、まずは自分の命を守るための防災。
さらに、犠牲者を増やさないための備え、震災後の被災者のケア。
やるべきことはたくさんあります。

震災から3年経った今、防災について考えてみませんか?

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