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山を下る時代がやってきた!

公開日: : 最終更新日:2014/03/29

先日、ある市長の話を聞く機会があった。
 

その市長は、

 
山を下る時代がやってきた!
 
 

と言っていた。

 

簡単に言うと、1つの目標目掛けてかけ上がっていく時代 が終わったと言うことだ。

 

これは、医療介護福祉の業界でも言えることではないだろうか。

医療の変遷

戦後から、現代まで医療は変遷を遂げてきた。

 

結核などの急性疾患から、生活習慣病と言われる慢性疾患へ。

 

これはまさに山を登るから下るへと変わったように思う。

 

山を登るときは頂上目掛けて行くわけだから、目標地点が見えている。

 

これを急性疾患に対する医療におき当てはめると、命を救うと言うことになる。

 
 

一方、山を下るのは実に多様性に富んでいる。

 

下りは360度の方向へ下る方法があるからだ。

 

これを慢性疾患に対する医療におき当てはめると、慢性疾患と付き合いより良く生きていくと言うこと。 つまり、生活であり、それはまた100人100様である。

 

これが医療における山を下る時代と表現できるように思う。

 

人の生活をみるときに、どこからみるべきなのか、病態はどうなのか、生活状況はどうなのか…

 

実に多様な視点、360度見渡せる力が必要である訳だ。

 

この間の記事でも書いたよう、だからこそ多様な人の知恵が必要で、連携をとりながらより良い下り方を考えるという方法論が有効であることがわかる。

真似事の福祉から、前例なき時代へ

日本は未曾有の高齢社会を迎える。
誰もが知っているよう、日本は最も高齢化の進んだ国だ。

 

それらの対処法として、これまではドイツの介護保険制度など、既存の前例をみてシステム構築をしてきた。

 

しかし、それらの方法論は状況が違えば効果を発揮しないことは誰でもわかる。

 

ここから先は、何かの前例(目標)に目掛けてシステム構築するのではなく、日本における状況を加味しなければならない。

 

これは手探りで、どの道ならば安全なのかを確認しながら、山を下っていく、のと同じように思う。

 

日本においてどのような方法論で、この状況を突破していくべきか、常々考えている。

 
 
 
 
 
 

一昔前を振り返ってみたい。

 

一昔前まで介護予防なんて物はなかった。

 

生活にそれなりの負荷が課されていたから、そんなものを必要とする人はなかった。

 

例えば、農業や地域の祭り、日本式の生活だ。

 

日本人は世界でもっとも長寿な人類である。

 

諸外国の健康情報なんかに頼るよりも、まずはその長寿の人たちが過ごしてきた過程をみてもらいたいと思う。

 

彼らがどのように過ごしてきて、その生活にはどんなエッセンスが組み込まれていたのか。

 

先人達は、経験則で実に素晴らしい方法論を文化に落とし込んだのだ。

 
 
 

新たなものを取り入れることが良いことばかりではない。

 

資源は足元にたくさん転がっている訳だ。

 

それらを加味し、着々と山を下っていくことがこの先の日本を明るくしていくことだと信じている。

 

360度見渡して、あなたならどんな山の下り方が良いと思いますか?

 

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