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本当の男女平等ってなんだろう?その2

公開日: :

『本当の男女平等ってなんだろう?』

http://mlabo.net/wp/2014/01/1263/

 

男女平等への活動に存在する問題その2を触れたいと思います。

 

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◯女性に強く生きる事の可能性を中心に話を進めている事

a、男性と女性は平等だけど同じでない。

b、ダブルスタンダード状態の恐怖。

 

a.男性と女性は平等だけど、決して同じでない。

 

Story1・・・私、森 維久郎の話。

 僕は背が小さいです。そんな僕がバスケットをしても花は咲かないでしょう。勿論、可能性はありますが多くの困難の道を通る事は間違いないでしょう。セレクションで身長だけでカットされて実力も見てもらえない事だって多くあると思います。そんな僕が競馬の騎手をやったとしましょう。可能性はバスケットの時より大きくあります。

 

 男女平等とは離れましたが、男性と女性は大きく違います。良く言われるのは男性は「体力」と「理屈」、女性は「共感性」と「感受性」の面で大きく力を発揮するという事。更に女性には「出産」があります。

 

 

Story1の私のように、女性が体力系の仕事をする事はなかなか大変な事だと思います。医師の世界では女性が心臓外科医をやる事をイメージして頂けると嬉しいです。12時間以上の手術を妊娠中に行う事は大変なのではないか。中には頑張っている方もいらっしゃいますし、個人差は絶対ある。一人一人に同じだけチャンスが与えられるべきですが、あえて男性と女性を分けて考えてみた時、女性である事が体力系の仕事においてデメリットになる事はとても多いのではないでしょうか。

 

人にはある程度生まれ持った向き・不向きがあります。

 

 

逆に女性である事を利用してるケースもあります。

私の知り合いで産婦人科の医師がいます。その方は産婦人科でありながら、産後に抱える母親の孤独を解消するためにコミュニティーを作るという社会的活動をしております。その方では地域ではとても人気で、とても輝いております。(その方は手術もしっかりやっている人ではありますが・・・)少なくとも、この方と同じような活動をする事は男性の僕にはなかなか出来ない事です。 

 

 

一番大事なのは女性の可能性を広げる事より、働く女性の在り方を探ることです。

 

 

女性ならでは特徴は一杯あります。女性の『共感性』『感受性』の高さ(調査で優位差は出ています)は医療の現場での患者とのコミュニケーション能力の高さに繋がります。『出産』は一種の『キャリア』と捉えるべきなのではないのでしょうか。医師の世界では『小児科』『産婦人科』『家庭医』『精神科』は男性よりも女性の方が活躍できる可能性を秘めていると考えた方が良いのではないでしょうか?

 

 

誤解をうけると思うので、何度も断りますが、一人一人に同じだけチャンスが与えられるべきです。しかし、あえて全体として話をしてしまうと

男、女で同じ仕事をするのではなくという考え方だけでなく、

男は男ならでは特徴を活かして、女は女ならではの特徴を活かして、それぞれが輝いて働く事という考え方も持つ。

 

 

どの業界も、原段階では男性が輝けるような、枠での仕事が多いかもしれない。そんな小さい枠に女性を入れこむより、女性の素晴らしさ、そして女性が輝けるような仕事を広げる事で、女性は輝けるし会社の新しい風を吹き込む事も出来ると思うんです。

 

働く女性が社会を変えるというのはこういう事なのではないのでしょうか?と僕は思います。

 

 

b.ダブルスタンダード状態の恐怖

今、「病院の何割かを女性にしたら、その病院の診療報酬があがる」という制度を作る流れがあるそうです。私はこの制度に少し疑問を持っています。

 

病院は女性医師を頑張って入れようとします。『女性であるから就職しやすい』という状況が出来たとします。当然、男性医師は疑問に思うでしょう。そんな空気を読み取った女性医師は産休を取りやすいでしょうか?子供が熱になった時、休めるでしょうか?(現在男性が育児で休む事は難しいのが現状ではある。)

 

『ダブルスタンダード状態』という状態があります。(詳しくは http://korokoro196.blog.fc2.com/blog-entry-27.html ) 

 

 この場合に当てはまるのが、制度があっても、それが周りの目や空気でその制度が利用出来ない状態。

 

『ダブルスタンダード状態』はより一層人を苦しめます。

 

制度を利用しない事に『自己嫌悪』を感じたり、家族から利用する事を求められて『板挟み』になったり、世間から『自己責任』と言われる可能性を生んだりするのではないのでしょうか?

 

納得無き制度は形骸化します。

 

c、さいごに

a、男性と女性は平等だけど同じでない。

b、ダブルスタンダード状態の恐怖。

二つを触れました。

 

男女平等を手に入れるために、aでは女性が「ハンディを乗り越える事」が必須、bでは女性が「ダブルスタンダードを乗り越える事」が必須になっています。

 

つまり

女性に強く生きる事の可能性を中心に話を進めています。

 

 勿論強く生きている女性は素敵ですし、とてもカッコいいし、私も憧れます。

 

しかし全体を語る上でそういう素晴らしい人を引き合いに出すのは、一般の人達にとってあまりに酷過ぎると私は考えます。それは男性でもそうです。

 

私自身、なかなかまとまらずに、色んな女友達にこの話をしてみました。賛否両輪ですが、現在での私の考えは以上のようなものです。

 

皆さんどうでしょう?

 

 

 

 

 

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追記 〜その1に対して多くの意見を頂いたため共有〜

・男性と女性を分けて考え過ぎであって、一人一人が輝ける事を前提に考えるべき。

→まさにその通りだと思います。そもそも男女平等という議題がある事自体が問題なのかもしれません。全員に同じだけのチャンスが与えられるように社会を整備するという事が大事なわけである事を前提にこの記事を書いてます。

 

・ 前回のまとめで使った『「あなた方は強い」、「私達は弱い」という自らの立場を踏まえて、話をしてしまうのはとても非建設的だと思います。』という表現についてギャップは感じる。

→少し、表現が間違いでした。僕が言いたいのは、僕の学校の成績でも優秀者は女性が多く、小学校の時とかの学級委員は女の子が多かった。つまり、すでに男性・女性は同じ立場にいるからこそ、「能力」「性質」などを一回固定観念をゼロベースにして一人一人が輝く事を目標にこの話をした方がいいのでは?と思っているのです。

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