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本当の男女平等ってなんだろう?

公開日: : 最終更新日:2015/01/11

先日二宮さんが書いた「子育てと仕事の両立」の記事。

http://mlabo.net/2013/12/1143/

この記事と直接的な関連は無いかもしれなませんが、切っては切れない話題について触れたいと思います。「男女平等について」です。

 

いきなりですが、

現在、世の中で行われている女性の社会進出への活動に対してかなりの疑問を持っております。

 

こんな事を言うと、世間から「女性差別だ!」と叩かれるのではないかと思います。

この下線を引いた部分がこの記事の肝になるので少し覚えといて下さい。ちなみに僕は、女性が社会に出る事には大賛成です。女性が社会を変えるとも思っております。そんな私の経験も踏まえて話をします。

 

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今、女性支援セミナーが色んな職種のセミナーでも活発に行われています。僕もたまに行きます。今回は特に自分の身近の医療関係での例を少しあげたいと思います。

 

女性支援セミナーの講師の多くは「女性でありながら、様々な苦難を乗り越えて道を開いた女医さん。」です。講師の方が力強く自分の人生を語り、聞いてる人はその生き方に感動して勇気づけられます。僕も素直にその生き方に憧れます。

 

このようなセミナーの講師は簡単に言うと「女性でも出来るんだよ」というメッセージを発信します。それを聞いて、皆勇気が出て頑張ろうと思う。そういった流れになると思います。これはこれで良いと勿論良いと思います。

 

しかしこのタイプの男女平等セミナーには問題が2つあります。

1、そのセミナーに男性が全く参加していない事

2、女性に強く生きる事の可能性を中心に話を進めている事です。

 

今日は1について触れたいと思います。

 1、そのセミナーに男性が全く参加していない事

理由は簡単です。

「男性がそのセミナーを聞いて男性に全くメリットが無いから」です。言葉を最大限悪くしてしまうと、恐らく男性から見てこの手のセミナーは

文句」と「共感」で成り立っているセミナー

に見えるのが現状なのではないでしょうか?僕もそういう風に見える事があります。何故男性から見てこのタイプのセミナーが「文句」と「共感」のセミナーに見えるのでしょう?

 

それは講師が「様々な苦難を乗り越えて道を開いた女性」だからです。

話し手が「女性」、聞き手が「女性」、話をしている内容が「男性社会の問題点と乗り越えた女性秘話」になっているのです。勿論、男性の意識も大きく変えなければならないし、他の国に比べてかなり劣っているのが最大の原因で、講師が悪い訳でもありません、議題が悪い訳でも、聞き手が悪い訳でもありません。

 

しかし、男性側からしたら、「話し手」にも「聞き手」にも「内容」にも全く自分達の立場が反映されていないセミナーを「文句」と「共感」に聞こえてしまうのは等身大で自然なのではないでしょうか?

 

 「男女平等」を実現するために一番大事なのは、男性がこの問題に対してしっかり考える事です。

 

セミナーは男性が考えるきっかけ作りを与える場であるべきです。

僕が考えるセミナーのあるべき姿は講師が「男性」である事です。そして内容は「男女平等になると男性側にどういったメリットがあるのか?」です。「男女平等になると男性側にどういったメリット」は一杯あります。

 

 

「男性学」という学問があります。そこで男性が育児をすると何が良いかに触れています。簡単に言うと「不条理への理解」です。

男性は女性より「理屈」っぽい性質をしています。男性社会は「理屈」で動きます。そして現在日本は資本主義かつ科学主義なので働いていても「理屈」が求められます。「理屈」っぽい性質の人が「理屈」を求められる世界で生きていたら、「理屈」で物事を計るようになるのは誰もが疑わないでしょう。

 

そんな男性が人生で初めて「理屈」が通じないという壁に打ち当たるのが「子育て」です。子供は「不条理」です。嫌な物は嫌がります。子育てを通じて「理屈」の限界を知ります。「理屈」という武器に加えて「不条理」な部分を知る事でその男性の人生の幅は大きく変わります。つまり、男性こそ子育てを経験して大きく成長できるのです。仕事にも良い影響を与えるようになる可能性があります。

少なくとも私はこの話に大変納得しました。このように話をすれば少なくとも興味を持つと思います。

 

大事な事なのでもう一回言います。

男女平等への道は男性がこの議論に参加する事です。

そのために男女平等が男性側にもメリットがある事を多くの男性が知る事です。

 

納得無き制度は形骸化します。

 

どちらが損をしているからそれを正そうとする事は決して間違ってませんが、男女平等への道を作るためにこの方法をとるのはあまり得策では無いと思います。

何故ならば

男女平等にする事で男性も女性も両方幸せになる世の中を作る事が最大の目標であるからです。

 

最後に、僕は女性に一つ問題提議させて欲しいと思います。

 

僕が冒頭で下線を引いた

こんな事を言うと、世間から「女性差別だ!」と叩かれるのではないかと思います。  という文。

 

男性側がこのように感じてしまうのは、とても問題視しなければならないのではないでしょうか?

 

「男女平等」を実現するために一番大事なのは、男性がこの問題に対してしっかり考える事です。

 

「本当の男女平等」を目指すためには、

 「あなた方は強い」、「私達は弱い」という自らの立場を踏まえて、話をしてしまうのはとても非建設的だと思います。

 

何度も言います。

男女平等にする事で男性も女性も両方幸せになる世の中を作る事が最大の目標です。

 

大変生意気だとは思いますが、私はもう一度、男女平等への道を考え直した方がいいのではないかと思います。

次話:本当の男女平等ってなんだろう?その2

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